9回裏最後のバッターの最後の一球を、客席に向かって投げてそのままマウンドからピッチャーが消えてくようなブログ

平日は1000〜2000文字ぐらい、土日は4000文字ぐらい書きますがどちらも端的に言うと20文字くらいに収まるブログです。

僕とJOIN USの7日間戦争

突然ですがJOIN USというアプリをご存知でしょうか。 このアプリは今近くで飲んでいる人同士をマッチングして、じゃあ一緒に飲みませんかといったような飲み仲間を探せるアプリなんですが、まぁ端的にいうと出会い系のようなサービスです。

 

登録は男女どちらもfacebookのアカウントで登録すると、アプリを起動したときの位置情報で近くにいる人が表示され、「この人と飲みたいなぁ」という人がいればコンタクトを取れるというシロモノです。これを聞く限り何がいいって、最初から飲みに行く前提でマッチングするじゃないですか。ということはですよ、ちょっと間は端折って超端的に言っちゃうと、ワンチャンあるじゃないですか??

 

こんないいアプリがあると盛りのついた男が群がるじゃないですか。もうなんかワンチャンあると勘違いしてる男が群がってもう男しかいなくなるの目に見えるじゃないですか。でもご安心ください、と。女性のみなさまご安心ください、と。このサービスは男女ともに登録審査制で、厳しい審査を通った人だけが利用できるんですよ、と。審査を通るのは全体の30%で、飲み友達として大丈夫かどうかを運営がしっかり判断するとのこと。クズみたいな男は通しませんよ、と。

 

thebridge.jp

 

プロローグ:JOIN US

どうやらfacebookのプロフィールや投稿を見て審査しているようで、おれはプロフィールもちゃんと入れていて特に変な投稿しているわけでもないのでまぁ普通に30%には入ってるっしょと思ってアプリをダウンロードして審査の申請をしたんですよ。

すると

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あれ?? 審査する人が◯と×を間違えて押しちゃったかな????

まぁわんさか入ってくる審査の申請をさばいていくとどうしてもヒューマンエラー、押し間違いとかは起きちゃいますよね。運営の方お疲れさまです!!

 

 

ということで、後日もう一回審査をお願いしたら、

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あ、これガチで落ちてるわ。

 

3度目のチャレンジ:本当の自分

ちょっと落ちた理由がわからなくてパニックに陥ったんですけれども、あらためてfacebookプロフィール画像を見てみるとその答えは明白でした。 この時のプロフィール写真がこれだったんですよ。

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これは今と全然違うんですけど、ちょうど免許の更新で初めてゴールドになった時に免許の写真も金にしたくて金髪にしたときです。そのときのプリクラをずっとプロフィールにしてたんですよね。 そりゃ落ちるわ、と。イケメンってなんだよ。30%に金髪が入るわけがなかろう、と。やはり黒髪というのはマストなのでしょう。

 

ということでこの写真のままじゃ落ちるなということで、ちょうどずっと髪の色も黒だしちゃんと今の自分の写真に変えてチャレンジしました。

その写真がこちらです。

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しっかりとした黒髪に白いシャツを着込みばっちりじゃないでしょうか。

これで審査を申請です!!

 

 

 

 

 

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ちょっと違ったようですね。どこが悪かったのかわかんないんですけどあえて言うなら白塗りしてたところかなぁ。

 

 4度目のチャレンジ:安心感

やっぱ白塗りを怖がっちゃう女の子も何人かいるだろうしその辺りに配慮してるのかな??さすがJOIN US!!やっぱ安心感がある写真にしたらいいのかな。

 

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やっぱり安心感というとお金ですよね。いざ飲みに行くぞ!となったとしてもお金持ってなくて女性に全部支払わせるクズと違ってちゃんとお金持ってるぞ!というところをしっかりアピールした写真で審査をしてもらいましょう!!

 

 

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なるほど。

もう何がダメかわかんないんですけど。おかしいなぁ。

 

 5度目のチャレンジ:コミュニケーション能力

角度を変えて攻めてみることにしよう。JOIN USというサービスの性質を考えた際にやはり重視されるのはコミュニケーション能力、つまりは一緒にお酒を飲んだ際に円滑に会話がなされるか、だんまりで女の子を困らせるようなことがあってはならず、共通の話題など、話す力聴く力が求められる。では共通の話題とは何かというと、

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パンケーキである。「やれ原宿のあすこがうまいパンケーキを食わせてくれるっつぅもんよ。」などと宣えば女性陣は食いつくこと間違いなく、「うんうん、わかるよね」となります。つまりはコミュニケーションとはパンケーキのことだ。次の写真ではパンケーキにも対応可能なところをアピールしよう。

 

後日届いた結果がこちら。

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6度目のチャレンジ:媚を売る

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もう何をどうしたらいいのかわからなくなったので、直接運営に呼びかけよう。直接受からせろと呼びかけよう。

 

ただコミュニケーションの手段がfacebookのプロフィールしかないので、最初に見るであろう写真で伝えるのが一番だろう。JOIN USというサービス名を利用して呼びかけよう。「JOIN ME(笑)」このおもしろくなさはなかなのものだと思う。間違いなく中の人の目に留まるだろう。

 

その結果がこれだ。

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7〜13度目の挑戦:ダイジェスト

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はい、これ全部落ちてます。

説明は省略しますがそれぞれどういう角度から攻めてみようっていうのがあったんですがそのどれも玉砕しました。

 

ここまで全部落とされるとなるともう何してもだめかなぁと諦めようと思ったのですが、ここでひとつの光明が。

 

最後の挑戦:普通とは

もう諦めようとしたときにふとtwitterのリプライ欄を見ると、なんとJOIN US公式アカウントからリプライが!

 

普通の写真……!!

なるほど。確かにそうだ。おれは今まで「これならいいだろう」という角度を考え、その理由を補う写真を揃えてきた。それは間違いだ。普通の自分でいいんだよ、と。JOIN USは普通の自分でいいんだよ、と教えてくれた。つべこべ考えずに普通の自分を見せてごらん、と。確かにそうだ。飲みに行くのは普通の自分だ。

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では普通とは何だろう。「普通」とは何かについて考え、wikipediaを調べてみると、"普通(ふつう)とは、特筆すべき属性を持たない状態"であり、新鮮味がないもののことを指すとのこと。否定的にとらわれる一方で、最近では「普通に良い」等、問題の無い様として肯定的に捉えられることもあり、つまりは特筆すべき属性を持たないままにしろ、ある一定の水準を満たしている必要があるのかと思われる。写真というのは「どこで」「だれが」「どのように」であり、誰は今回おれ。残りのどこでどのようにがそれぞれ「普通」の要件を満たせばよいのではなかろうか。さて、「どのように」を満たすべくは、やはりサラリーマンであるおれ、佇まいはスーツ姿がもっとも普通であると考える。 正装であることはもちろん、普段スーツを着る機会が少ないこともあり、たまに着ると「普通に良く」映ることになる。よく行くバーにスーツ姿で行くと「今日スーツじゃんいいじゃん」と言われることからも、良さが感じられる。 では「どこで」にあたる普通について考えると、普段の行動圏は新宿から恵比寿間であり、その中でも新宿、渋谷にはよく行くので、そこがおれを表す「普通」かと考えた。しかし新宿の歌舞伎町や渋谷ハチ公の横での写真では記念写真に見えてしまう。記念写真は決して普通ではなく、旅行やイベントごとなど、普通では無い際に撮影されるものでありボツ。 そこで普通とは言い換えると自然なのではと考える。自然とはありのまま。何よりも普通であり、陸海空、地球の暖かみ、普通にいいじゃんであります。さすれば陸海空すべてを網羅できる「どこで」が海。つまりは母なる海。砂浜の上に海が広がり、水平線を挟んで雄大な空が覆う最大の普通ではないだろうか。これがおれの普通だ。
 

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(おわり)