9回裏最後のバッターの最後の一球を、客席に向かって投げてそのままマウンドからピッチャーが消えてくようなブログ

平日は1000〜2000文字ぐらい、土日は4000文字ぐらい書きますがどちらも端的に言うと20文字くらいに収まるブログです。

読んだ本

『女子をこじらせて』雨宮まみ 感想:読んだ本

雨宮まみ著『女子をこじらせて』を読んだ。というのは、明日行こうかなと考えている読書会、この読書会というのはテーマを与えられてそのテーマに合う著書を紹介/おすすめしあうという読書会であって、明日のテーマが「こじらせ」だったから。 女子をこじら…

大学生は読書する方が良いって話

たとえば、趣味は読書ですと言うとそれはサークルの自己紹介や履歴書の趣味/特技の欄を埋めるためのありふれたひとつかもしれないけれどもそれでもなお読書を勧めるものであって。 読書とひとことで言ってもその幅は広く、つまり読書というのは書籍を読むと…

春にして君を離れ

春。満開になった直後の雨で今年の桜が終わって晩春。春は新しい生活が始まる季節であって、いろんな初めてにあたる人もいるだろう。 最初にアガサ・クリスティを読んだのはいつだろう。 時期は覚えてないけど、たぶん高校か大学の頃で、読んだ本は『そして…

『金色機械』恒川光太郎 感想:読んだ本

S級である。何がS級かというと面白さがS級である。では何の面白さがS級であるかというと表題の恒川光太郎著、『金色機械』である。 金色機械 (文春文庫) 作者: 恒川光太郎 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/05/10 メディア: 文庫 この商品を含むブロ…

『乱反射』貫井徳郎 感想:読んだ本 あとは『人間の屑』『バタフライ・エフェクト』

様々な要素が絡み合ってストーリーが螺旋状に進んで一点に帰着するといった話はミステリーではしばしばある話だけれども、その絡み合う要素というのは謎めいた要素であって、この謎がどのようにつながっていくのかドキドキしながら読み進めて、最後の最後、…

『乱反射』貫井徳郎 感想:読んだ本

様々な要素が絡み合ってストーリーが螺旋状に進んで一点に帰着するといった話はミステリーではしばしばある話だけれども、その絡み合う要素というのは謎めいた要素であって、この謎がどのようにつながっていくのかドキドキしながら読み進めて、最後の最後、…

DeNAの『第三者委員会調査報告書の全文開示公表のお知らせ』を読んだ感想

最近3日1冊ぐらいのペースで文庫の小説読んでいて、それは今も例外ではなくてちょうど貫井拓郎著『乱反射』を読んでたところなんだけど、その手を止めて読み始めたのはDeNAの『第三者委員会調査報告書の全文開示公表のお知らせ』であって。本文だけでP.276、…

『阿修羅ガール』舞城王太郎:感想 あとはラ・ラ・ランドと手法の目的化と良質なコンテンツ

ラ・ラ・ランドが話題であってまぁ見るかっつって先週だか見に行って大変おもしろく見てよかったなっつって。で、その後追っていたらば日本ではぼちぼち賛否が分かれているようで、そこまでの傑作か?という意見もぼちぼち見られるわけで。

『さよならドビュッシー』中山七里 感想:読んだ本

何かしらの創作物をに接した感想を書くという場合には二つあって、それは内容にどこまで触れるかどうか、つまりはネタバレを含むかどうかがまず岐路になる。 これはいくつかのジャンルでは境界線がぼんやりする場合もあって、たとえば映画でも物によっては核…

『百年法』山田宗樹 感想:読んだ本

長い小説というのはどれぐらいのボリュームからだろう。 たとえば文庫で上下巻が分かれているものもあれば、1〜5ぐらいまで分かれているものもあれば、あるいは町田康の『告白』だったり京極夏彦の『魍魎の匣』のような、一冊で850ページだったり1000ページ…

『図書館内乱』『図書館危機』『図書館革命』 有川浩:感想、そしてライトノベルについて

ライトノベルというとそれほど数は読んでないけれども、あるいはそれは「ライトノベル」の定義が曖昧だからという部分もあって、ライトノベルと思って読んだけれども実は純文や大衆小説に部類されるものであったり、あるいは逆もあるかもしれない。

『夫のちんぽが入らない』 こだま:感想

読後の所感というのはもちろんその人の人生や今いる環境や、あるいは直接今まで読んできたものであったり、その本に出会うタイミングによって左右される。つまりは人によって感想や感情は違う、というのは当然のことであって、たとえば「全米が泣いた!」と…

『女王はかえらない』降田天:感想 他には、ノックス・マシン、砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない、荒野、アクロイド殺し

その程度はどうあれ、たとえば解決したり解決しなかったり、暴かれたり今まさに暴かれそうになるところで含みを残して終わったり、ミステリーを読むのは終着点、あるいはミステリーな箇所が明確なところがあるからでだ。 たとえば「ノックスの十戒」というの…

『図書館戦争』 有川浩:感想

小説というもの自体がフィクションであって、言い方を変えると空想なのだけれども、では「空想小説」で検索するとSF、サイエンスフィクションつまりは空想科学小説がヒットする。

『動機』 横山秀夫:感想

世界は事情に満ちあふれている。

『中庭の出来事』恩田陸:感想

冬場の朝は空が白む時間が遅い。あるいは空が白む時間を朝とするなら朝が来る時間が遅いのであって、「冬場の朝は空が白む時間が遅い」という表現も間違いであり「朝が来る時間が遅い」としないといけない。朝5時半起床を毎日の目標としているおれにとっては…

『ビタミンF』 重松清:感想

たとえば今日1月17日はおれの誕生日であって、あれ?今年で34だっけ、35だっけ、34であってるよね?となるぐらいに34歳というのは曖昧である。たとえば去年の誕生日は何をしていたかというとしっかりとブログに残っており、やはり去年33歳になったので今年は…

『ダック・コール』 稲見一良:感想

たとえば次に読む本を選ぶ際に何を持って選ぶかというのは人それぞれで、誰もがおもしろいものを読みたいと思うのは当然である。いざ読んでクソみたいな小説を引き当てた際にはその徒労感はハンパないなっつって、以前読んだ作家の文章がおもしろかったので…

『私が殺した少女』 原りょう:感想

何かしら本を探していてこれを読もうと思った時に人が取る行動はそのままamazonなんかでポチッと押して届くのを待つか、もしくは待てないぐらいであれば本屋さんやあるいはブックオフなんかに行って現物を買う。とはいえ書籍というのは星の数ほどありいざ店…