9回裏最後のバッターの最後の一球を、客席に向かって投げてそのままマウンドからピッチャーが消えてくようなブログ

平日は1000〜2000文字ぐらい、土日は4000文字ぐらい書きますがどちらも端的に言うと20文字くらいに収まるブログです。

カップがベリーホットだね

肥料、肥沃、肥後、肥料、肥溜めに共通する肥という文字は訓読むと、いや、訓読みを動詞形で訓読むとするのが正しいかどうかはわからないけれどもつまりは訓読みにすると肥えるであって、よく肥えた土というと栄養たっぷり含んだ土で、そこに植えられた種はやがて芽を出し花を咲かせ果実やベジタボーを育む。

しかしこの肥ゆるを人に向けるとつまりは太るということであって、生まれ育った大阪、関西弁では太ることを肥えると言う。人が肥えたところで種は芽を出し花を咲かせ実るものはなくメタボリック、健康診断で血のコレステロール値が高いとC判定、運動不足なんすよブフフ、いやぁ、やっぱ大人になると運動ってしないもんでね、一時流行った皇居ランっつうの?わざわざ走りに皇居の周りを走るっつって、家の周りで良いじゃないかと思うけれどもやはり「皇居ラン」と名付いたところでもうブランドが形成されたら最後、人であふれかえって周りには更衣室やら簡易シャワーやらの掘っ建て小屋がわらわらと軒を連ねてそこに経済ができるじゃないですか、ほうそりゃ便利だねっつってまた人が集まって良い循環でさぁな、しかし先生、おれは思うんだけど皇居ランの周りをグルグルと走ってる人たちはもう健康的であって、そこに肥えた人ってのはいないんじゃないか、ってね。それは例えばアブトロニックやらシックスパッドやら筋トレ器具の広告にはもう既にムキムキで仕上がった人のビジュアルが採用される訳であって、そりゃもちろんそれを完成形として見せることによって未来の姿をイメージさせるって面はあると思うけれどもあんたそりゃないぜっつって。筋トレする必要無いじゃんっつって。ユニクロに買いに行く服がない、海に行けるほど日焼けしてない、皇居ランしていいほど痩せていない、そうなったらぼかぁもう身動き取れないじゃないですか、そうでしょ?先生、おらなんとか言えよおら、とエクスキューズ。

肥えた。渋谷と原宿の間のシャレオツなエリアで美容室を営んでいる友人のお店に髪を切りに行ったところ「太ったよね、背中が太ってる」と言われるほどに肥えた。何よりも辛いのは自覚があるのであって、所用を済ませた後に鶯谷、萩の湯に行き体重を計ったところ18.8貫、つまりは70.5kgとデジタルで表示されたのであって、サウナと水風呂、高温風呂に炭酸泉を堪能した後に体重を測ると69kgになってたのでへへっ、チョロいぜ、と独言る。

ともあれ太ったのであって腹に贅肉が乗って来たのが辛い35。理由はままあるけれどもやはり甘いものであることは明確であって、帰り際にセブンイレブンで甘いもの主にセブンプレミアムのスイーツ、もちろんチョコレート方面。これである。

たとえばカロリーというものが得てしてどう体に表れるのかわからないのはつまりは継続たるところであって、300キロカロリーそこいらのチョコレートを食べたところで体は変化しないけれどもそれが一月も続いたらば1万キロカロリーであって、1万円は大金なので1万キロカロリーも大きなカロリーなのだろうとアホみたいな計算をしてみてもやはり継続的なカロリーで太ったのであって。

何も甘いものを咎めるわけではなくてその継続、連鎖を断つ必要があって帰り道のおれ、セブンイレブンにはくれずにローソン、セブンイレブンの代わりにローソンで甘いもの買ったら意味ないやんけつって、しかるにこのローソンには喫煙室があるのであって、100円のコーヒーを持ってプルームテックをふかして、ゆったりとした時間をすごくことにより、何かしらが浄化されればそれで。レジにてキャナイハバアカップオブカフィー、サンクス、カップがベリーホットだね、アチチと言いながら喫煙室に入り込むとヤニで汚れていて。

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