ビョークのVR展「Björk Digital ―音楽のVR・18日間の実験」に行ってきた話
2016年春アニメを見た話と夏アニメを見る話
多分に漏れずアニメをいくつか見ている。というのは時間つぶしにぴったりだからだ。たとえば土日なんかの休日に何をするか。特に予定がなければ家にいてられないおれ、目的もないまま外に出かけ、と言っても家からほど近い新宿にチャリを漕いで出るわけだけれども、新宿に出たところでやることもないので本を買って読むか、ギャンブルに勤しむしか無いのである。
ギャンブルというのは結果、時間あたりどれぐらい勝った、どれぐらい負けた、という話になる。そして親が勝つのは当然である。なぜか。親が勝たないと経営が成り立たず潰れてしまうからである。ここで注意したいのは、極一部パチンコやスロットを生業としている人がいるように、全員が平等に負けるという話ではなく、トータルで客が負けるということにある。客とお店は1対1ではなく、親が1に対して子は多数である。子は勝つ人もいれば負ける人もある。うまく立ちまわる人は長い目で見ると負け額を抑え勝つチャンスを増やし、カモは負け額を重ねてたまに勝ち、トータルで負けを積み重ねるのだ。
ではここでカモにはどういう人がいるのだろうか。これは実に簡単な話で時間を潰す術が無い人たちだ。何もすることが無いからギャンブルに勤しんでしまうのだ。そして時間が長ければ長いほど負け額が増えていく。そして俺はカモである。
続きを読むせい家 My Love
たとえばこのブログは今年の1月から書いており、厳密に言うと去年ちらっと別で書いていて、今年の1月にはてなブログに引っ越しつつリスタート。1月や2月辺りのやつを読んだらわかることだけれども、当初はスタイルの定まらないままつらつらと書いていた。半年近くたってやっとどこかイベントなんかに行ったりしたことを書くと、その主催や関係者の人はもちろん、興味のある人やちょっとそのイベントについて調べたい人なんかには喜んでいただくこともあるなっつって、見出しや本文、画像も入れながらつらつらと多少読めるような形に書きながらもアイデンティティっていうんすか?個性っていうんすか?そういうものを文章の中に偽装できたらいいなと思って。
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IT健保でディズニーシーに行った話
「逆に一度冷静に、今まで君が生きてきた中で聞いて、見て、触って、すなわち人生を通して培った偏見やイメージをすべて取り払う努力をした上でちょっと考えてみてほしいんだけど、はたして『ヤリマン』という言葉は君が言うようにネガティブであったり悪意があったり、総じて悪い言葉なのだろうか。その悪いイメージというのはあくまでイメージや印象であって、本来の意味に対してもしかすると自分ではない誰か、それはたとえば社会というものが、本来の意味の上にパテのようにイメージを塗りこんだだけで、言葉本来の意味でいうとそれは悪い言葉なのだろうか。たとえば君が平日、仕事が終わった後に同僚と飲みにでも、もしくはかねてから約束していた友人たちとの女子会でこじゃれたスペインバルに行ったとしよう。そこでカクテルをオーダー、いや、無類のビール飲みたる君はビールだろうけれども他の女子会員達はカクテルをオーダーしたらば、さて何食べようかっつって、君は他の女子会がそうであるようにバーニャカウダとアヒージョ、鶏レバーのパテをオーダーするのだろう。ここでバーニャカウダやアヒージョはどうでもよくて、鶏レバーのパテに注目したい。鶏レバーのパテというと君も知るように、鶏のレバーをこねくり回したようなものをスプーンもしくはバターナイフ的なもので掬ってバゲット、それはあるいはフランスパンと呼んでもよいかもしれないけれどもつまりはパン的な物に塗って食べると味があって美味しいというものだろう。つまりはパテはパテだけでちゅらちゅらとねぶるようなものではなく、パンに塗りこんで初めて料理として成立するるのではないだろうか。この場合にこの料理の本質は果たしてパテなのだろうか。否。パンだろう。料理名はパテだけれどもその本質はパンでありフランスパンでありバゲットであり、料理名に記載がないまま、まるで添え物のようにパンがついてくるけれども料理名としておかしいのではないだろうか。『鶏レバーのパテ 〜パンを添えて〜』ではなく、『パン 〜鶏レバーのパテを添えて〜』が正しいのではないだろうか。ここで先の『ヤリマン』という言葉の本来の意味ははたしてパンであり、その悪意や偏見は鶏レバーのパテではないのだろうか。今一度、料理長やオーナーの意向によって、あるいは社会によって形成されたイメージ、つまりはパテを取り払ってパン本来の味を噛みしめてみると、そこには素朴な味が広がるのではないだろうか。はてして『ヤリマン』という言葉は悪い言葉なのだろうか。」と投げかけると一瞬の考える間もなく「いや、ダメだろ。」と返ってきたのは過日のことだ。 そして33歳にして人生で初めてディズニーシーに行ったのも過日のことだ。
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アダルトVRフェスタに行ってきた話
技術の進化がめざましい昨今だ。その技術は我々の生活に深く寄与し、安全や利便性、豊かさをもたらしている。技術というと何も最新のものだけを指すわけでもなく、たとえば朝起きて会社に行き仕事をし、家に帰って寝るまでの間にも様々な技術の恩恵を受けている。
科学技術の結晶たるスマートフォンの目覚まし時計アプリで目を覚まし、各種SNSをチェック。ティファールでお湯を沸かしてコーヒーを飲みつつめざましテレビのめざましじゃんけんに参加。シャワーに入り準備を整え駅に向かうとsuicaをタッチして構内に。会社に着くとPCを立ち上げエクセルやワードで資料を作成する。仕事を終えて一杯飲んで帰るかっつってお金が無い君は金の蔵に行くのであり、テーブルに備えられているタッチパネルでやっすいお酒とやっすいおつまみをオーダーする。まだ時間あるなっつってダーツバーに行きダーツライブで世界中のプレイヤーとダーツに興じたらもう良い時間。家に帰ってもやることがないので延々とスマホをいじくりLINEツムツムに興じるともう深夜深く、目覚ましアプリをセットして眠りにつく。この中にも様々な技術が入り込んでおり、日々その恩恵を受けていることが明らかだろう。
技術というのは日々進化し、新しい技術が表れては廃れ、競争が起こり、勝ち残る。そういうサイクルの中で今注目すべき技術の一つがVRだろう。
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出張パリピズム@GLASS DANCE 六本木に行ってきた話
パーティーというと君は何を思い浮かべるだろうか。それはたとえば友達の結婚パーティーであったりお誕生日パーティーであったり、そういうものに参加したことはあるだろう。ある一定の物事 -ここでは結婚や誕生日- を祝うために数人、ときには数十人の人たちが集まりお酒を飲み、ごはんを食べ、おしゃべりをして同じ時間を過ごすことを指すのかもしれない。 しかし世界には文化や環境の違いもあり、普通に生活を送っていても時に理解に苦しむこともある。
君は映画は見るかい?洋画だ。アメリカの映画だ。アメリカの映画が例としてわかりやすい。アメリカの映画の中で彼らはしばし「今日はパーティーがあるんだ」的な言説をしているのを目の当たりにしたことはないだろうか。それはもちろん先述のような誕生日や結婚なんかもある。しかしそういった、ある一定の物事が無いままパーティーが開催されていたことはないだろうか。
青春もの、特に学生を描いた映画のようなものに多い気がする。「今日はパーティーがあるから良かったら来てくれよ」だ。そしていざパーティーの描写になると場所は家である。音楽がジャンジャンなっており瓶のお酒を片手に騒いでいる。そのパーティーとは何パーティーなのか。その"何"は必要なのか。果たしてパーティーとはなんなのか。日本でパーティーはあるのか。
おれは言いたい。「今日はパーティーがあるんだ」と言いたい。
それを探るべく六本木に出張PariPism@GLASS DANCE 六本木に行ってきたのである。
クラブイベントに行こう
クラブイベントというと普段はクラブイベントに行かない童貞の君は渋谷円山町のラブホ街にあるようなクラブ、EDMがズンチャカズンチャカ鳴り響き、なんかDJがいてトゥクトゥン、トゥクトゥンとレコードを前後させそれに併せて大学生達が踊り狂いイエーガーのショットを飲み騒ぎウェイウェイするのを思い浮かべるかもしれない。あるいはエグザイルのような人たちがエグザイルのような音楽に併せてエグザイルのような踊りを踊っているのをイメージ、もしくは悪そうな奴はだいたい友達っぽい怖そうな人たちが相手をディスりあうラップバトルを行い殺伐と盛り上がりが共存する空間をイメージするかもしれない。
加えて昨今アニクラというものもある。アニクラというのはアニソンの流れるクラブイベントである。お酒を飲んだりアニソンを聞いたり、歌ったり、踊ったりするのは他のイベントと同じだ。性質上コスプレイヤーがいることも多く、コスプレをしたい人やコスプレイヤーを見たい人も集まるクラブイベントだ。秋葉原のMOGRAや新宿では脳内解放狂会、渋谷ではアニゲのん!などが定期的に開催されている。
パリピズムがやばい話
前置きが長くなったがパリピズムである。 パリピズムとはクラブイベントである。新宿歌舞伎町で隔月(?)で開催されるイベントでありフライヤーを見たり、twitterでハッシュタグ「#パリピズム」を検索してみるとどういうノリかがわかるだろう。
そして昨日の出張パリピズムの写真を見てみよう。
コスプレイヤーである。
ここで読解力のある君は前の段落を読み、パリピズムとはアニクラかと判断する。しかし答えは否である。
クラブイベントというとEDMやヒップホップ、あるいはハウス、テクノ、たまにJ-POPなど、音楽がある一定のジャンルに特化しているものが多いけれども、その中にはオールジャンルイベントというものがあり、あらゆるジャンルの音楽を流すイベントがある。ではパリピズムはオールジャンルイベントか。正解なのかもしれない。あいまいな言い方になる理由は他のかオールジャンルとは種類が違うからである。
クラブイベントは音楽と参加者で形成される。EDMのイベントにはイベントにはEDMの人々が集まりヒップホップのイベントにはヒップホップの人が集まる。ではオールジャンルのイベントにはいろんな種類の人が集まるのか。案外そうでもないのである。というか幅はやはり限られておりあんまりEDMとか行かないけれども程度な学生やサラリーマンがいる程度だ。
パリピズムにはオールジャンルな参加者が集う。学生もサラリーマンもホストもオタクも変態もセクシーもコスプレイヤーも女装もSMも集まるのである。
そして音楽はまさにオールジャンルである。
君はどんな音楽が好きだろう。それはアニソンかもしれない。あるいはヒップホップが、エグザイルが、EDMが、ジャニーズが、アイドルが、90年代のJ-POPが、パンクが、エグザイルが好きかもしれない。もしかするとエグザイルが好きかもしれない。さてはエグザイルが好きかもしれない。
パリピズムではなんでも流れる。TOKIOが流れLMFAOが流れLOVEマシーンが流れプリキュアが流れ槇原敬之が流れ酒井法子が流れペルソナが流れSPEEDが流れももクロが流れちんこまんこが流れる。きっと君が好きな、あるいは知っている曲も流れるに違いない。
もちろん知らない曲が流れることもあるかもしれない。そんなときはなんとなくゆらゆら揺れているか後ろのほうに行ってお酒でも飲みおしゃべりでもすればよい。そして知っている曲や好きな曲が流れたら前のほうにいきぴょんぴょん飛び跳ねたり手を上げてゆらゆら揺れたらよいのだ。その瞬間君はパリピ、パーティー・ピープルだ。きっと楽しいよ。
パリピズム。
安易に推測するならばパリピ+ism(主義)だろう。パリピとはパーリーピーポー、つまりはパーティー・ピープル。 パリピの集いである。
名作『輪るピングドラム』というアニメのキャッチコピーは「きっと何者にもなれないお前たちに告げる。」だ。このご時世あるいは残酷に響くかもしれないこのキャッチコピー。我々はきっと何物にもなれないのだろうか。否、パリピにはなれる。いや、もう既にパリピなのだ。この世界に生まれ落ちたときからパリピなのだ。
ということで出張パリピズム@六本木と次のパーティー
今回は出張パリピズムということで歌舞伎町ではなく六本木のバースペース、これまた迷惑なことに平日、路面店で開催された。六本木というのは魔都である。洗練された男女が行き交う魔都である。昔の話ではあるけれども友人と六本木ヒルズで映画を見た後にナンパでもすっかと勇んで街に出たらば、洗練具合に腰が引け、渋谷に逃げ帰ろうと敗走した街である。仕事を終え向かうと既に盛況でありたくさんの人で溢れかえっていた。
中ではいろんな種類の音楽が鳴り響く。路面店ということは外を歩く人に丸見えであり音楽も幾分外にも聴こえる。コスプレイヤーが踊り狂いオタクがヲタ芸を打ち、行き交う人の注目を集める。詳しくはないけれども六本木にコスプレイヤーは新鮮なところもあり浮くものがあったのではないだろうか。
前を通る人たちが何事かと覗きこみ写真を撮り、ちょっとした人だかりができ、そこから参加する人もいた。平日の19時〜23時というブラック企業に勤めるサラリーマンには信じられない時間ではあるけれども大盛況だった。
イベントの詳細を書いてもいいけれども、読むよりも行くほうがわかるのは当然であり楽しいのは保証するので行ってみるのがよいだろう。 次回は7/8 (金)の23:30〜@新宿サイエンスとのことだ。この辺りはオーガナイザーのtwitterや公式twitter、ハッシュタグ「#パリピズム」をチェックだ。
君はパリピか?
シャイな君は答えにとまどうのかもしれない。シャイな君に代わって言ってあげるとしたら君はもう既にパリピさ。7/8は金曜日だ。仕事がある人もいるだろう。もしかすると週末ということもあり上司や同僚から飲みにでもいこうかというお誘いがあるかも知れない。断る文句をあらかじめ準備しておこう。
「今日はパーティーがあるんだ。」
とはいえちょろっと写真を
次のパリピズム
次のパリピズムは7月8日(金)だよっ!
終了しております。レポート書きました。