パリピズム - vol.3@新宿サイエンスに行ってきた話
気温がクソ暑くなった翌日には一転肌寒くなったり、その翌日にはまたまた気温が上がったり、春の終わりと夏の始まりに挟まれた不安定な季節はまるで不安定な君のようでありおれのようだ。
君がたとえばおれと同じくサラリーマンだとすると、会社の朝礼で上司が「気温が上がったり下がったりするので体調管理に気をつけましょう」的なことを言うのではないだろうか。
それを聞いて「ハッ!気温が上がったり下がったりするので体調管理に気をつけよう!」もしくは「なんと!気温が上がったり下がったりすると体調管理に気をつけないといけないのか!」と考えさせられる人はいないだろう。言われなくてもわかっている。
前の会社でも前の前の会社でもしばしば「体調管理に気をつけましょう」という言説は見られるけれども、何か言わないといけないけど何も言うことが無いから何でもないことを言うしかない感じなのではないだろうか。昨日どこどこにランチに行ったら美味しかったという情報の方が有用である。
ここで昨日どこどこのランチに行ったら美味しかったということをおれは君に伝えられないけれども、それは昨日のランチがセブンイレブンの100円セールおにぎりだったからという理由だ。
職場が恵比寿のおれ、街にはオシャなランチが溢れている。
溢れているからこそキュレーション、有識者や信頼ある知人による取捨や推薦が必要だけれども、有識者は恵比寿のおすすめランチにセブンイレブンのおにぎりを入れないだろう。つまりはおれは恵比寿でおすすめのランチを君に伝えることはできない。昨日行ったランチがおいしかったという情報を伝えることができない。
しかし昨日行ったパリピズムが楽しかったということなら伝えられるかもしれない。
会社の朝礼を想像してほしい。
もちろん会社の規模によりまちまちだろう。小規模な会社であれば社長が、中規模な会社であれば上司が、大規模な会社であればグループを治める長が朝礼で発言する。ここでおれが君の社長であったり上司であったりグループを治める長としよう。
始業時間の1分ほど前に正面に出て始業のチャイムを待つ。遅刻ギリギリの社員達がオフィスに駆け込む。おはようございます〜〜、みたいな声が聴こえる。あいさつは大事である。始業のチャイムが鳴り、君たちは朝礼意味あんのかよとかだりぃなぁみたいなノリを隠し死んだ顔で起立する。正面で待っていたおれは皆が立ち上がるのを待ち、口を開く。
「おはようございます。気温が上がったり下がったりするけれども、そんなことより昨日のパリピズムが楽しかった。」
パリピズムに行ってきた話
パリピズムについては前回六本木で行われた出張パリピズムにも行ってるのでこっちを読むとその触りはわかるだろう。
しかし今回は出張版ではなく本編である。上のリンクに加えて、その概説をイベントサイトから引用すると、
- Are you Party People? -
歌舞伎町の真ん中で幅広いジャンルの人種が集結!!
あらゆる刺激が集結した他にはない、 ここだけのPARTY!!
安心安全アンセムDJ達と、 セクシーなパリピガールが最高の金曜をお約束します!!
あなたを、ぼっちには、させない。
つまりはイベントである。
今回はスペシャルコラボとして日本ローレグ・ライズ協会、いわゆるロー協会によるショーや、アイドルユニット「ローズヒップss」のライブも行われた。ロー協についてはtwitterのハッシュタグ「#ロー協」を終えば写真がわんさか上がっている。
さらにはゲストDJとして元恵比寿マスカッツの西野翔、エロ漫画家の師走の翁がまわしていた。
今回は人気のあまり事前にキャパが埋まってしまい、当日の入場は無かった。twitterを見ると当日無いの?的なものやキャンセル待ってる的なツイートが散見された。
パリピズム、満員御礼です!!!
— みねおか@7/8PariPism (@mineoka) July 7, 2016
ありがとうございます!!!
当日券はございません😭😭😭https://t.co/27BSiiElFT#パリピズム #嘘やろ #ありがとうござぃまぁぁぁぁ #ヤバイ #やばい pic.twitter.com/NtZp4Va2a6
今回残念なことに参加表明をしておらず入れなかった方々もいるだろう。まぁ後でいいかとワンクリックを後回しにすることにより機会を失うことがあるということを再確認させられる。
パリピズムは何をする場所か
パリピズムは何をする場所だろうか。
それはあるいはDJが流す曲に身を任せて踊り狂う、あるいはライブで跳びはねる、あるいはヲタ芸を打つ、あるいはお酒を飲む、あるいはパリピ達とおしゃべりをする、あるいはパリピをただただ眺める、あるいはナンパに勤しむ、あるいは派手な格好をする、あるいは持参した縄で緊縛をする。そのどれもが正解であり、その楽しみ方は君次第だ。
パーティーというのはもちろん運営側が用意するショーやライブもあるけれどもそれは半分ぐらいで、もう半分は参加者全員でつくりあげられるものだ。
サイエンスは他の箱でもしばしばあるようにラウンジのスペースとブースがあるフロアで分かれている。ラウンジとフロアを行ったり来たりして楽しめばよいだろう。
たとえば君がイベントに行ったことが無かったり、行ったことはあるけれどもいまいちどう楽しめばよいかわからなかったぼっち童貞だとしよう。
自ら誰かに話しかけておしゃべりをするか、フロアに言って見よう見まねでも踊ったりノッてみるというのがいいだろう。どうしても厳しいようならオーガナイザーであるみねおかさんを探して「みねおかさんですか??今日twitter見て初めて来たんです〜〜♪」みたいなことを言ってみよう。なんとかしてくれるだろう(たぶん)。まぁでもオーガナイザーに限らず参加者にも「初めて来たんスよ〜」みたいな感じで言えば優しく接してくれるだろう。パイセンは後輩に優しい。
楽しみ方は何でもありである。一つ補足をするならば、何でもありというともしかすると君は危ないものを想像するかもしれないけれども迷惑なことは起こらないだろう。今回はセキュリティにBONDSが入っていた。BONDSというと地下格闘技OUTSIDERで名前を見たり、そういえば昔、仕事で東京ガールズコレクションに行ったときもセキュリティで入っていた気がする。しっかりと君を守ってくれるだろう。
パリピズムの様子
さて、ここまでの長ったらしい文章を読んだのは20人中1人ぐらいだろう。ここで君がパリピガールのロイエ−な写真やマッチョメンズ達、その盛り上がりの雰囲気を知りたいのは百も承知である。それを伝えるにはやはり写真が一番である。
つまりはここまでが序文、前段である。お疲れさまでした。
ということでパリピズムだ。考えるな。感じろ。
フロア
フロアはDJがアゲる。踊り狂えばよいのだ。
ローズヒップssライブ
ローズヒップssのライブ。お尻が見えていて良さがある。
ロー協
ロー協のみなさま。いつもtwitterでお世話になっております。ローがレグしていた。
ラウンジ
ラウンジの方も人はわんさか。お酒を飲んだりおしゃべりをしたり。シャンパンが入ると盛り上がる。
パリピ、パリピ、パリピ
パリピ、パリピ、パリピ。
ここでもひとつ補足しておくと、パリピの写真が大いにあるけれども、普通の格好で行っても全然大丈夫だから安心して行くとよいだろう。
次のパリピズム
気温が上下する不安定な季節を越えると夏が来る。ところで君は夏という季節が好きだろうか。
夏というと海に行ったりプールに行ったり山に登ったり夏フェスに行ったりクラブイベントに行ったり泡パーティーに行ったり夏コミに行ったり花火大会を見たり手持ち花火をしたりバーベキューをしたりお盆休みには実家に帰省したり地元で旧友と飲んだり同僚とビアガーデンに行ったり様々なイベントがある。そしてパリピズムもある。
春はあけぼのであり夏は夜である。サマー・オブ・ラブ。Summer of Love. 次のパリピズムは夏の夜。ふたつあるっぽいので時系列でそれぞれ紹介すると、
Tokyo Decadance 7/23(土)@キリストンカフェ
東京デカダンスは派手なファッションをした人々が集うイベントだ(もちろん普通の格好で行っても全然大丈夫)。新宿の花園神社にほど近いキリストンカフェで行われており、今回は最年長DJのDJ SUMIROCKも出たりゴーゴーダンサーがいたり、これもめちゃくちゃなイベントである。
パリピズムとやや色が異なる分、どれだけパリピズム色に染まるか楽しみである。
groupdandy FESTIVAL 2016 in ageHa
groupdandyというと歌舞伎町にホストクラブをかまえるグループであり、その夏フェスにパリピズムが参加するとのこと。ホストの夏フェスやばそう。500人ものホストが集まるとか絶対おもしろそうである。場所も新木場のageHaでめちゃんこでかい箱であり、どのようなイベントになるかに加えて、どのような参加者がいるのか興味が付きない。公式サイトをチェックするのがよいだろう。
春はあけぼのであり夏は夜でありサマー・オブ・ラブ。
体調管理に気をつけて最高の夏にしようぜ。
今日も一日がんばりましょう。(朝礼が終わる)