9回裏最後のバッターの最後の一球を、客席に向かって投げてそのままマウンドからピッチャーが消えてくようなブログ

平日は1000〜2000文字ぐらい、土日は4000文字ぐらい書きますがどちらも端的に言うと20文字くらいに収まるブログです。

IT健保でディズニーシーに行った話

「逆に一度冷静に、今まで君が生きてきた中で聞いて、見て、触って、すなわち人生を通して培った偏見やイメージをすべて取り払う努力をした上でちょっと考えてみてほしいんだけど、はたして『ヤリマン』という言葉は君が言うようにネガティブであったり悪意があったり、総じて悪い言葉なのだろうか。その悪いイメージというのはあくまでイメージや印象であって、本来の意味に対してもしかすると自分ではない誰か、それはたとえば社会というものが、本来の意味の上にパテのようにイメージを塗りこんだだけで、言葉本来の意味でいうとそれは悪い言葉なのだろうか。たとえば君が平日、仕事が終わった後に同僚と飲みにでも、もしくはかねてから約束していた友人たちとの女子会でこじゃれたスペインバルに行ったとしよう。そこでカクテルをオーダー、いや、無類のビール飲みたる君はビールだろうけれども他の女子会員達はカクテルをオーダーしたらば、さて何食べようかっつって、君は他の女子会がそうであるようにバーニャカウダとアヒージョ、鶏レバーのパテをオーダーするのだろう。ここでバーニャカウダやアヒージョはどうでもよくて、鶏レバーのパテに注目したい。鶏レバーのパテというと君も知るように、鶏のレバーをこねくり回したようなものをスプーンもしくはバターナイフ的なもので掬ってバゲット、それはあるいはフランスパンと呼んでもよいかもしれないけれどもつまりはパン的な物に塗って食べると味があって美味しいというものだろう。つまりはパテはパテだけでちゅらちゅらとねぶるようなものではなく、パンに塗りこんで初めて料理として成立するるのではないだろうか。この場合にこの料理の本質は果たしてパテなのだろうか。否。パンだろう。料理名はパテだけれどもその本質はパンでありフランスパンでありバゲットであり、料理名に記載がないまま、まるで添え物のようにパンがついてくるけれども料理名としておかしいのではないだろうか。『鶏レバーのパテ 〜パンを添えて〜』ではなく、『パン 〜鶏レバーのパテを添えて〜』が正しいのではないだろうか。ここで先の『ヤリマン』という言葉の本来の意味ははたしてパンであり、その悪意や偏見は鶏レバーのパテではないのだろうか。今一度、料理長やオーナーの意向によって、あるいは社会によって形成されたイメージ、つまりはパテを取り払ってパン本来の味を噛みしめてみると、そこには素朴な味が広がるのではないだろうか。はてして『ヤリマン』という言葉は悪い言葉なのだろうか。」と投げかけると一瞬の考える間もなく「いや、ダメだろ。」と返ってきたのは過日のことだ。 そして33歳にして人生で初めてディズニーシーに行ったのも過日のことだ。

 

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大腸内視鏡検査を受けた話、あるいは処女を失った話

今日はクソブログだ。今日はクソブログだというと君は「貴様のブログはいつもクソブログじゃないか」と思うかもしれないけれどもそうじゃないんだ。うんこについてのブログという意味でのクソブログだ。もし君がうんこを毛嫌いするようであればそっとブラウザを閉じたほうがよいだろう。しかし願わくば閉じるその前に「クソブログあげんなし」とコメントを乗せてSNSにシェアしてくれたらそれはそれで素敵なことさ。

 

今から書くのは大腸内視鏡検査を受けたという話だ。端的に言うとそういうことだ。11文字で収まる。

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アダルトVRフェスタに行ってきた話

技術の進化がめざましい昨今だ。その技術は我々の生活に深く寄与し、安全や利便性、豊かさをもたらしている。技術というと何も最新のものだけを指すわけでもなく、たとえば朝起きて会社に行き仕事をし、家に帰って寝るまでの間にも様々な技術の恩恵を受けている。

科学技術の結晶たるスマートフォンの目覚まし時計アプリで目を覚まし、各種SNSをチェック。ティファールでお湯を沸かしてコーヒーを飲みつつめざましテレビのめざましじゃんけんに参加。シャワーに入り準備を整え駅に向かうとsuicaをタッチして構内に。会社に着くとPCを立ち上げエクセルやワードで資料を作成する。仕事を終えて一杯飲んで帰るかっつってお金が無い君は金の蔵に行くのであり、テーブルに備えられているタッチパネルでやっすいお酒とやっすいおつまみをオーダーする。まだ時間あるなっつってダーツバーに行きダーツライブで世界中のプレイヤーとダーツに興じたらもう良い時間。家に帰ってもやることがないので延々とスマホをいじくりLINEツムツムに興じるともう深夜深く、目覚ましアプリをセットして眠りにつく。この中にも様々な技術が入り込んでおり、日々その恩恵を受けていることが明らかだろう。

 

技術というのは日々進化し、新しい技術が表れては廃れ、競争が起こり、勝ち残る。そういうサイクルの中で今注目すべき技術の一つがVRだろう。

 

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出張パリピズム@GLASS DANCE 六本木に行ってきた話

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パーティーというと君は何を思い浮かべるだろうか。それはたとえば友達の結婚パーティーであったりお誕生日パーティーであったり、そういうものに参加したことはあるだろう。ある一定の物事 -ここでは結婚や誕生日- を祝うために数人、ときには数十人の人たちが集まりお酒を飲み、ごはんを食べ、おしゃべりをして同じ時間を過ごすことを指すのかもしれない。 しかし世界には文化や環境の違いもあり、普通に生活を送っていても時に理解に苦しむこともある。

 

君は映画は見るかい?洋画だ。アメリカの映画だ。アメリカの映画が例としてわかりやすい。アメリカの映画の中で彼らはしばし「今日はパーティーがあるんだ」的な言説をしているのを目の当たりにしたことはないだろうか。それはもちろん先述のような誕生日や結婚なんかもある。しかしそういった、ある一定の物事が無いままパーティーが開催されていたことはないだろうか。

青春もの、特に学生を描いた映画のようなものに多い気がする。「今日はパーティーがあるから良かったら来てくれよ」だ。そしていざパーティーの描写になると場所は家である。音楽がジャンジャンなっており瓶のお酒を片手に騒いでいる。そのパーティーとは何パーティーなのか。その"何"は必要なのか。果たしてパーティーとはなんなのか。日本でパーティーはあるのか。

おれは言いたい。「今日はパーティーがあるんだ」と言いたい。

 

それを探るべく六本木に出張PariPism@GLASS DANCE 六本木に行ってきたのである。

 

クラブイベントに行こう

クラブイベントというと普段はクラブイベントに行かない童貞の君は渋谷円山町のラブホ街にあるようなクラブ、EDMがズンチャカズンチャカ鳴り響き、なんかDJがいてトゥクトゥン、トゥクトゥンとレコードを前後させそれに併せて大学生達が踊り狂いイエーガーのショットを飲み騒ぎウェイウェイするのを思い浮かべるかもしれない。あるいはエグザイルのような人たちがエグザイルのような音楽に併せてエグザイルのような踊りを踊っているのをイメージ、もしくは悪そうな奴はだいたい友達っぽい怖そうな人たちが相手をディスりあうラップバトルを行い殺伐と盛り上がりが共存する空間をイメージするかもしれない。

 

加えて昨今アニクラというものもある。アニクラというのはアニソンの流れるクラブイベントである。お酒を飲んだりアニソンを聞いたり、歌ったり、踊ったりするのは他のイベントと同じだ。性質上コスプレイヤーがいることも多く、コスプレをしたい人やコスプレイヤーを見たい人も集まるクラブイベントだ。秋葉原MOGRAや新宿では脳内解放狂会、渋谷ではアニゲのん!などが定期的に開催されている。

 

パリピズムがやばい話

前置きが長くなったがパリピズムである。 パリピズムとはクラブイベントである。新宿歌舞伎町で隔月(?)で開催されるイベントでありフライヤーを見たり、twitterハッシュタグ#パリピズム」を検索してみるとどういうノリかがわかるだろう。

 

そして昨日の出張パリピズムの写真を見てみよう。

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コスプレイヤーである。

ここで読解力のある君は前の段落を読み、パリピズムとはアニクラかと判断する。しかし答えは否である。

 

クラブイベントというとEDMやヒップホップ、あるいはハウス、テクノ、たまにJ-POPなど、音楽がある一定のジャンルに特化しているものが多いけれども、その中にはオールジャンルイベントというものがあり、あらゆるジャンルの音楽を流すイベントがある。ではパリピズムはオールジャンルイベントか。正解なのかもしれない。あいまいな言い方になる理由は他のかオールジャンルとは種類が違うからである。

 

クラブイベントは音楽と参加者で形成される。EDMのイベントにはイベントにはEDMの人々が集まりヒップホップのイベントにはヒップホップの人が集まる。ではオールジャンルのイベントにはいろんな種類の人が集まるのか。案外そうでもないのである。というか幅はやはり限られておりあんまりEDMとか行かないけれども程度な学生やサラリーマンがいる程度だ。

 

パリピズムにはオールジャンルな参加者が集う。学生もサラリーマンもホストもオタクも変態もセクシーもコスプレイヤーも女装もSMも集まるのである。

 

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そして音楽はまさにオールジャンルである。

君はどんな音楽が好きだろう。それはアニソンかもしれない。あるいはヒップホップが、エグザイルが、EDMが、ジャニーズが、アイドルが、90年代のJ-POPが、パンクが、エグザイルが好きかもしれない。もしかするとエグザイルが好きかもしれない。さてはエグザイルが好きかもしれない。

パリピズムではなんでも流れる。TOKIOが流れLMFAOが流れLOVEマシーンが流れプリキュアが流れ槇原敬之が流れ酒井法子が流れペルソナが流れSPEEDが流れももクロが流れちんこまんこが流れる。きっと君が好きな、あるいは知っている曲も流れるに違いない。

もちろん知らない曲が流れることもあるかもしれない。そんなときはなんとなくゆらゆら揺れているか後ろのほうに行ってお酒でも飲みおしゃべりでもすればよい。そして知っている曲や好きな曲が流れたら前のほうにいきぴょんぴょん飛び跳ねたり手を上げてゆらゆら揺れたらよいのだ。その瞬間君はパリピ、パーティー・ピープルだ。きっと楽しいよ。

 

パリピズム。

安易に推測するならばパリピ+ism(主義)だろう。パリピとはパーリーピーポー、つまりはパーティー・ピープル。 パリピの集いである。

 

名作『輪るピングドラム』というアニメのキャッチコピーは「きっと何者にもなれないお前たちに告げる。」だ。このご時世あるいは残酷に響くかもしれないこのキャッチコピー。我々はきっと何物にもなれないのだろうか。否、パリピにはなれる。いや、もう既にパリピなのだ。この世界に生まれ落ちたときからパリピなのだ。

 

ということで出張パリピズム@六本木と次のパーティー

今回は出張パリピズムということで歌舞伎町ではなく六本木のバースペース、これまた迷惑なことに平日、路面店で開催された。六本木というのは魔都である。洗練された男女が行き交う魔都である。昔の話ではあるけれども友人と六本木ヒルズで映画を見た後にナンパでもすっかと勇んで街に出たらば、洗練具合に腰が引け、渋谷に逃げ帰ろうと敗走した街である。仕事を終え向かうと既に盛況でありたくさんの人で溢れかえっていた。

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中ではいろんな種類の音楽が鳴り響く。路面店ということは外を歩く人に丸見えであり音楽も幾分外にも聴こえる。コスプレイヤーが踊り狂いオタクがヲタ芸を打ち、行き交う人の注目を集める。詳しくはないけれども六本木にコスプレイヤーは新鮮なところもあり浮くものがあったのではないだろうか。

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前を通る人たちが何事かと覗きこみ写真を撮り、ちょっとした人だかりができ、そこから参加する人もいた。平日の19時〜23時というブラック企業に勤めるサラリーマンには信じられない時間ではあるけれども大盛況だった。

 

イベントの詳細を書いてもいいけれども、読むよりも行くほうがわかるのは当然であり楽しいのは保証するので行ってみるのがよいだろう。 次回は7/8 (金)の23:30〜@新宿サイエンスとのことだ。この辺りはオーガナイザーのtwitter公式twitterハッシュタグ#パリピズム」をチェックだ。

 

君はパリピか?

シャイな君は答えにとまどうのかもしれない。シャイな君に代わって言ってあげるとしたら君はもう既にパリピさ。7/8は金曜日だ。仕事がある人もいるだろう。もしかすると週末ということもあり上司や同僚から飲みにでもいこうかというお誘いがあるかも知れない。断る文句をあらかじめ準備しておこう。

 

「今日はパーティーがあるんだ。」

 

 

 

とはいえちょろっと写真を

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次のパリピズム

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次のパリピズムは7月8日(金)だよっ!

終了しております。レポート書きました。

20to4000.hatenablog.com

 

 

キャットファイトが楽しかった話

争いが絶ることはない。それは何も世界のどこかで行われている軍事的な対立や民族紛争のみならず、たとえば君がサラリーマンだとするとその勤め先である企業は同業である競合企業と絶えず争っている。利益を得るべく日々マーケティング計画を組み立て競合他社に比べていかに自らの製品あるいはサービスを顧客に届けるのかを争うのだ。

 

争いは会社と会社という単位はおろか、会社内にもあるのではないだろうか。それはたとえば事業部という単位でそれぞれの売上や貢献度を争ったり、さらに砕くと営業マンは自らの売上を他の営業マンと争う。
その競争を制した者には相応のベネフィットが還元され、またそのベネフィットを得るべく争いが起こり消耗戦、行き着く先は荒廃した大地であり、人々は疲れ果てる。そして人々は疲れを癒やすべく土日の休みを費やしエンターテインメントに興じる。

そうだ、キャットファイトを見に行こう、と。

 

キャットファイトを見に行こう

キャットファイトとはwikipediaによると

キャットファイト(Catfight)は女性同士の取っ組み合いの喧嘩またはそれを見せる興行のこと。 女性同士の喧嘩に性的嗜好を向ける者は少なからず存在するため、キャットファイトを見せる興行も存在し、ポルノやアダルトビデオの一ジャンルともなっている。また、女同士の素手の戦いを見せるエンターテイメント性の高い格闘技の興行試合として行われることもある。 

とある。

 

現在日本にどれほどの団体、もしくは興行があるのかはわからないけれども、検索すると一番に出てくるCPE:Cat Panic Entertainmentという団体が有力なのだろう。実を言うとこの団体で戦っている女の子と以前知り合う機会があり、もうその娘は引退してしまったけれどもいつか見に行こうと思っていた。今回たまたま友人から「キャットファイトを見てみたい」という打診があり、ほな一回行こかとなったわけである。

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ちょうど5月19日〜21日で15周年興行が開催されるとのことで、ぴあでチケットを購買し当日、場所は新木場ファーストリングである。ファーストリングというとプロレス用リング常設され、おもにインディープロレスやキックボクシングなどのイベントが数多く催されているイベント会場である。各地でゲリラ豪雨が降り不安定な天候の中、開場時間早々に向かう。

 

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リングとの距離がすごいぞキャットファイト

会場に入りドリンクを購買、お酒を飲みながら試合開始を待つ。
他の興行と同じく物販ブースでは出場選手のグッズが販売される。選手が映されたクリアファイルやTシャツ、以前の興行のDVD、さらには次回興行のチケットも販売されている。

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グッズの他にもお酒と並行して食事も提供されており、選手がつくったちゃんこ鍋やちんこを模したチョコバナナが販売されておりこの辺りからセクシャルな雰囲気が漂ってくる。

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会場を見渡すと開演開始に向けてちらちらと客が入り、開演時間には満員御礼だった。驚いたのは1万円のリングサイド席。リングとの距離である。

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リングサイドに直で椅子が置かれておりゼロ距離。文字通りのリングサイド席である。後述するけれどもこの興行には様々な試合形式がありリングサイドが一番堪能できる席であることは間違いない。

 

様々な試合形式がすごいぞキャットファイト

当日は3日間興行の最終日。1試合ずつあらゆる試合形式を採用したトーナメントマッチだ。各試合でルールが異なる。 以下、そのルールを列挙していこう。

 

バナナマッチ

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通常のプロレス試合と同様にフォールやギブアップで一区切りではあるのだが、そこで終わりではない。一本を取るとそこからが勝負なのである。

この試合にはバナナおじさんなる審判が伴う。一本取った選手はバナナおじさんに対してパフォーマンスをする権利を得るのである。そのパフォーマンスが何かというと、バナナおじさんが股間に携えたバナナを口に含むなどのパフォーマンスだ。

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パフォーマンスを受けてバナナおじさんが採点する。バナナおじさんのポイントが計20点になった選手の勝利となる。

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この試合には範田紗々選手が出ており、知っている人にはわかるかと思うがかつて大活躍した元AV女優、今でいう元セクシー女優である。試合は格闘素人である範田選手に対して相手選手であるキラアン選手が一方的に攻め立てフォールやギブアップを奪っていく。

バナナおじさんに対するパフォーマンスが積み重なり15対0ぐらいまでポイントを広げられるも、一瞬の隙をついた範田選手が一本を取りバナナおじさんにパフォーマンスを行うと一発で100ポイントを取得し大逆転勝利となるなんとも素晴らしい茶番が繰り広げられた。

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3分3ラウンドセクシーマッチ

名前を見るとボクシングのように3分1ラウンドが3回繰り返される試合だ。しかしその内容は闘っている最中のセクシーさに対して実況と解説が独断と偏見でポイントを加えていくというスタイルで「蹴られた際の声がセクシーだったので1ポイント」「なぜか自分からおっぱいを出したので1ポイント」など、リングの内外でつくりあげられる試合で大変楽しかった。

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試合は初代ミニスカポリスの選手とハード系セクシー女優の選手で熾烈な争いが繰り広げられ大変見応えがあった。試合が進むうえで何のトラブルかおっぱいが出たのだけれども、真剣勝負を繰り広げる中ではなんらおかしくない事故なのだろう。

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追い剥ぎマッチ

追い剥ぎとは人を襲い、衣服や持ち物などを奪い取ることを言う。ともすると追い剥ぎマッチのルールは簡単で、相手選手の衣服を全て奪い取ったほうが勝ちとなる。相手選手にダメージを与えるだけではダメだ。いかに衣服を奪い取るか、それはたとえば打撃技でダメージを与え相手が朦朧としている間に脱がすであったり、関節技を決め相手が動けない隙を狙い衣服を奪うなど、単なる取っ組み合いではなく、戦略やテクニックが必要とされる奥深い試合形式だ。

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試合はワカミホの相性で知られるセクシー女優若林美保選手と、名前は忘れてしまったけれどもたいそうかわいい会社バレを気にする女の子選手だった。経験値も豊富な若林選手が終始優位に試合を進め、相手選手はあれよあれよというまに追い剥ぎにあい、ワカミホ選手の貫禄勝ちだった。試合形式の通りではあるがやはり何かしらの事故なのだろう、おっぱいが出た。

 

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オンリーギブアップマッチ

一転してこの試合形式はいわゆるレスリング感のある試合形式だ。フォールなどはなく、ただ関節技でのギブアップのみで決着する試合だ。わりかしちゃんとしていて、ちゃんとしているがゆえにあまり記憶に無いのが残念である。おっぱいはなぜか出なかった。

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ランジェリー噴水ロイヤルランブル

おそらくこの試合形式の名前を見ると「ランジェリー」というのは理解に容易いだろう。コスチュームがランジェリーということだ。そしてロイヤルランブルというのもプロレスを知る方にとっては馴染みのある試合形式だろう。ロイヤルランブルとはつまりは1対1の試合ではなく、複数名が争い、最後に残った選手が勝ちとなる試合だ。時間経過に応じて続々と選手が入場していきラストマン・スタンディング。つまりは最後に立っていた選手が最終的な勝者となる。アメリカの大きなプロレス興行では合計40人にもおよぶロイヤルランブルが行われ、勝者は次期王座決定戦の挑戦者となる権利を得ることができたりする大変盛り上がる試合だったりする。

ロイヤルランブルの説明が長くなった。

では、残るのは「噴水」だ。噴水とは何か。それは何もDDTのように屋外でプロレスを行い噴水がある池に飛び込んだりするのではなく、水鉄砲である。水鉄砲とは何か。水鉄砲とはあの水鉄砲である。水を射出するように作られた銃である。では水鉄砲を用いて選手達が闘うのか。否である。水鉄砲を使うのはリングサイド席に座る観客である。観客が闘っている選手達に対して水鉄砲から水を放つのである。なぜか。選手をサポートするためである。勝ってほしい選手をサポートすべく、その相手となる選手にリング外から水鉄砲を放ち攻撃を妨害するのである。

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いくら普段鍛えられた選手といえどたとえば顔に水がかかったならばそれを拭う動作は必至である。顔を拭っている間に攻撃を避けたりまた逆に攻撃を加えたりすることが可能である。あるいは水が敏感な場所にあたってしまったらばいくら屈強な選手とはいえ、動きが鈍るのも必至である。

これが逆に作用することもある。たとえば君にお気に入りの選手がいるとしよう。その選手が勝つように相手選手を妨害することはもちろんだ。しかし君が放った水鉄砲が相手選手の敏感な場所に当たり動きが鈍くなるのを見ると君はこう考えるのではなかろうか。応援している選手の敏感な場所に水鉄砲を当てたい、と。人というのは欲深いもので、応援している選手を勝たせるという思いの中に一部邪念が加わるのである。そもするとその水鉄砲が放たれる先にはお気に入り選手の股間があるのかもしれない。そしてそれは許されるのである。

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これは非常に高度な試合だ。人とは。闘いとは。己とは。サポートとは。勝利とは。見たいものとは。君は何が見たいのか。そういった様々な要素が複合されて形成される試合がランジェリー噴水ロイヤルランブルなのである。この試合を見た君は人間の業について考えさせられることになるだろう。おっぱいが出た。

 

CPEルール

団体名を冠したルールということもあり、この形式が一般的な形式だと思われる。ギブアップのほか股開きスリーカウントで試合が決着する。股開きスリーカウントとはつまりは相手選手の股を広げてフォールをする必要があるということだ。

たとえば一般的なプロレスでは相手選手の両肩をマットに押し付け3秒感キープする必要があり、それゆえ全体重を押し付け相手を逃さないようにする必要がある。この際には体全体を押し付け相手を逃さないようにするけれども、このルールではそれだけでは許されないのであり、股を開く必要がある。つまりは全体重を押し付けるだけではダメで、相手下半身も合わせてケアする必要がある。下半身にとらわれると上半身がおろそかになるのは必至だ。股開きに気をとられるとフォールが外され勝ちを逃すことになる。つまりは一般的なフォール決着よりも難易度が高くなるとこのうえなく、非常にタフな試合形式となる。

このルールは準決勝2試合で採用されていた。おっぱいは出なかった。

 

ローションマッチ

40リットルものローションが流されたリングで行われる試合形式だ。ローションが広がるリングでは常人ではバランスを取ることが難しく立つこともままならない。必然的にグラウンドでの攻防が主となる。ローションの他にもバイブや鞭などがリング上に放たれており、様々な道具を使って相手選手を攻撃することが可能なのである。組んず解れつ(くんずほぐれつ)である。ニュルニュルのレロレロである。レロンチョである。グラウンドでの攻防が繰り広げられる。実を言うとおれの席からは試合を良く見ることができず、ここはもったいなかった。次はリングサイドか一般席の最後方であれば試合はよく見えたのだろう。この試合は決勝戦のルールとして行われ、先述したワカミホ選手が圧巻の勝利を勝ち取った。

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アイドルのライブなんかもあってすごいぞキャットファイト

何もあらかじめ組まれた闘いだけがキャットファイト興行ではない。合間合間では試合とは別途因縁のある二名の遺恨試合が急遽開催されたり、アイドルのライブが繰り広げられる。アイドル戦国時代と呼ばれる昨今、アイドルも争いだ。

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先述の3分3ラウンドマッチなどではアイドルがラウンドガールを勤めており声援が送られていた。

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終わりに:争いとは

争いは絶えない。終わらない民族紛争、軍事的対立。企業間のマーケティング戦争。あいつを蹴落としてあるという企業内の争い。日々の争いはマクロにもミクロにも広げられる。それはリングの上でも同じだ。キャットファイトのリングでは女性同士の争いが繰り広げられる。そしてエンターテイメントである。争いがエンターテインメントと消化されこの消耗甚だしい時代に一筋の癒やしを与えるのである。そしてまた争いの場へと出て行くのである。

 

 

キャンプに連れていってもらった話

享楽がそこいらに溢れており人の喧騒、テクノロジー、人の生活はより便利になり相席居酒屋。女性は食べ放題飲み放題が無料で提供され、男性がその費用をまかなうビジネスモデル。ただ飲み食いしたい女性、出会いたい女性、出会いたい男性といった属性に分けられ出会いたい男性は出会いたい女性を見定めアプローチをかけるのだろう。行ったことないから知らんけど。

 

自然と触れ合う。

 

本来完全なるインドア、休日には家にいるのはイヤだけれども日焼けもしたくなく、どこか出かけてそれはたとえばコーヒーを飲みながら本を読んだり映画を見たりまんが喫茶に行ったりスロットに行ったりするインドアバットアウトオブハウスで過ごすおれ、夏場に海に行くようなことも10年以上していない。環境問題が叫ばれ続ける近代、開拓される自然環境と維持される自然環境、33歳になって今、普段しないこともしてみないといけないという欲求は日に日に増大する。この世の全てを熟知したオールマイティになりたい。

 

知るというのは体験である。キャンプ未経験のおれ、キャンプを体験しないといけない。ラッキーなことにキャンプにはまっている友人がいる。連れて行ってもらおう。体験というのは連鎖だ。誰かが体験したものをイントロデュースだ。イントロデュースにより体験が広がり連鎖を引き起こす。キャンプに行ったことがないのであれば、行ったことある友人に相談すればよいのである。ということで、友人と約束をとりつける。奥多摩に行ったわけである。

 

奥多摩

ありがたいことにゲスト用のテントや寝袋も持っているとのことで持参したのはお箸とコップ程度だ。電車で2時間ほどかかるとのことで時間つぶしに本でも読むと良いだろうということでかばんの中に1000ページ近くあるコトラーマーケティング・マネジメントを入れていたけれどもそれが一番の荷物だった。友人は70リットル入るリュックサックを背負い、おれは肩掛けのかばんひとつで集合。中央線をひたすら西に進む。国分寺やら青梅で乗り換えをし、青梅線の最果て、奥多摩駅。道中、車窓から見える風景は徐々に田舎のそれに変わっていく。 実家も大阪でありそこまで田舎ではない。実家から山の上にあるおじいちゃんのお墓に向かう道中のような景色だった。

 

駅チカのキャンプ場

元始、女性は太陽であつた。天気に恵まれた奥多摩駅に降りる。駅前にコンビニなんかは無いけれども、お肉屋さんやスーパーなどはあり、そこで食材を購入。キャンプ場までも駅から徒歩10分程度の氷川キャンプ場へ。ロッジやシャワーも兼ね備えられており、大学生達が1泊2日のキャンプなんぞでキャッキャキャッキャしていた。川沿いの岩場にテントを張ったり火をおこすこともゆるされている。また便利なもので、売店で薪や着火剤のほか、各種器具のレンタルも行われており気軽に訪れることができる。

 

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木々が生い茂る緑、ちゅらちゅらと川が流れる。ネイチャーである。

 

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クセが強いキャンプメシ

ということでキャンプ場に着くと友人はテントを貼る。おれはそれを見ている。特にすることは無いのでタバコを吸ったりtwitter見てたりしたわけで、ふらふらと散歩なんかしていると他にも結構テントを貼ってキャンプをしている客がいるわけで、それぞれ石で窯をつくり薪をくべて火をおこし、あるいはバーベキューをしたりあるいはレトルトのカレーを食べアウトドア感を演出していた。友人はチャーシューと鶏のクリーム煮込みをつくるとのことで借りてきたダッチオーブンを火にかけ料理を披露した。手が込んでいてなかなかの良さがあるでネイチャーだ。

 

散歩をした際に見かけたのはムール貝をフライパンで焼いていたソロキャンパーであり、なかなかクセが強いな、と思った。 たぶん探してみると「キャンプでそれかい!」みたいなクセが強いキャンプメシを展開している客もいるだろう。掘り下げてみると面白いものがでてくるかもしれない。それがネイチャーだ。

 

クセが強いキャンプ

日が暮れて夜。ご飯を食べた後となるとお酒を飲む、おしゃべりをする、火を見るぐらいだ。

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ふらっと散歩していると、スクリーンを張り出しドラえもんを上映しているキャンプ客がいた。大自然の中でテクノロジーの産物ドラえもんを見るというアンビバレンス。キャンプの楽しみ方は人それぞれでネイチャーだ。

 

寝袋で寝る

全然余裕でいける。夏場とか暑くなったり虫が多くなってくると不便なところも出てくるのかもしれないネイチャー。

 

キャンプ場のまわりも良さがある

特にキャンプ場の外をふらふら回ったわけではないけれども、温泉が出ており夜と翌朝の二度訪れた。屋内と露天、浴槽は2つだけれども、自然の中でお湯につかれて非常に良さがある。肌がヌルヌルとなるタイプのアレだ。シャンプーやボディーソープも兼ね備えられており、タオル類も売られているので手ぶらで行くことができる。河川敷のキャンプをしている大学生たちがたくさんいて良さがあるな、と思った。すっぴんとはネイチャーである。

 

あと帰りしなに駅周辺を歩いていたらば自家醸造のビール屋さんがあり、一杯いただいたところ大変良さがあった。友人は「もうちょっと一人で飲んでいくわ」ということでここで解散となった。

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こうしておれはキャンプ童貞を捨てた。享楽がそこいらに溢れており都会の喧騒。テクノロジーにより人の生活はより便利になり相席居酒屋。女性は食べ放題飲み放題が無料で提供され、男性がその費用をまかなうビジネスモデル。ただ飲み食いしたい女性、出会いたい女性、出会いたい男性といった属性に分けられ出会いたい男性は出会いたい女性を見定めアプローチをかけるのだろう。

 

たまには自然に触れ、たまには相席居酒屋に行こう。 相席居酒屋で今度キャンプに行こうよ、と口説こう。そして童貞を捨てよう。

【画像あり】2016年の夏をユニクロの無地Tシャツで乗り切る

夏が近づいている。さて花粉のシーズンが終わったと思うともう一気に気温も高まりそろそろ半袖にシフトする頃合いだ。 そうなると君の悩みどころは夏に着るTシャツが無いということだ。

 

そこで君はブラウザを立ち上げzozotownを開き、カテゴリからトップス→Tシャツを選択した後に45,000件以上もヒットするTシャツの中から「これがいいのかしらん」「いやいや、これはダサかろう」「とはいえこれはこのブランドだからいいのさ」「Tシャツに4800円とかふざけんなし」などと言いながらうんうんと悩むのではないだろうか。さてここで悩む君に朗報だ。

 

ユニクロの無地Tシャツで良いのでは?

悩む必要なんかは無く答えは簡単、ユニクロで無地のTシャツを買えばよいのだ。 たとえばユニクロでは無地のTシャツが1枚で590円、3枚まとめて買うと1500円で売られていた。 色も16色もあり、選択の幅も広い。

www.uniqlo.com

 

さらにはVネックもある。こちらはサイト上になかったけれども丸首クルーネックと同じ色数を揃えているとすると選択肢が32個もあるではないか。

 

無地Tシャツの良さ

無地の利点というと、たとえばzozotownで売られているナノユニバースの無地Tシャツは2,000円だ。わりかしどこのブランドでも無地Tシャツというのは出しているので、ぱっと見でユニクロというのはわからずさらには誰もそこまで気にしないということだ。気にしているのは君だけかもしれない。

 

ユニクロの無地Tシャツだけで2016年の夏を乗り切る

たとえば君が私服勤務だとしよう。1週間は7日で、5日勤務の2日休みとする。洗濯するのが億劫で週に一度、ニチアサ見ている間に洗濯機をまわす生活をしているようであれば、7着のTシャツがあればこの夏を乗り越えられる。 ということで、これで2016年の夏は越えられる。

※封を切ったばかりなのでシワが入っているけれども洗えば落ちるので気にしてはいけない。

f:id:Eizo0000:20160506141004j:plain月曜日:グレー寄りのVネック

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火曜日:紺色の丸首

f:id:Eizo0000:20160506140828j:plain水曜日:水色寄りのVネック

f:id:Eizo0000:20160506140856j:plain木曜日:黒のVネック

f:id:Eizo0000:20160506140944j:plain金曜日:グレーの丸首

f:id:Eizo0000:20160506140720j:plain土曜日:青寄りのVネック

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日曜日:グレー寄りの丸首

 

これで勝てる。

 

大事なこと

ここで大事なことをひとつ言うとすると、先述したようにわりかしどこのブランドでも無地Tシャツというのは出している。つまりはユニクロだったとしてもユニクロとばれないように、気付かれない、気にされないようにすることが可能だ。もしかするとより気にされないためには赤とか黄色なんかは避けて、黒やらグレー寄りにするほうがよいのかもしれない。逆にいうと、わざわざ自分からユニクロと言う必要は無いユニクロの無地Tシャツよりもナノ・ユニバースの無地Tシャツのほうがヒエラルキーは上だ。それは値段にも顕著で4倍の差がついている。わざわざユニクロと言う必要は無いのだ。気にされないのだから。だから冬場にはウルトラライトダウンのように一見してユニクロと分かるものは避けるほうがよいだろう。

 

という点でおれ、今回ユニクロを着ると言ってる時点で矛盾しているのであり、つまりは終わった。あいつユニクロ着てやんのというレッテルが着いても仕方がない。 2016年の夏はおれの屍を越えてユニクロを着るとよいだろう。