デパートメントHに行ってきた話
何年前の今ごろ何をしていたかというと、印象的なものはあるいは憶えているかもしれないけれども大半はそうでもないだろう。もしくは行ったことは憶えているけれども何月何日といった詳細は憶えていない。
facebookを見るとしばしば「◯年前の今日の投稿」が出てくることがある。たとえば君はその投稿をシェアして思い出を語ることもあるだろう。昨日、例にもれずfacebookアプリを起動するとおせっかいにも5年前にこんなことしてましたよ、と出た。
デパH。デパチ。デパートメントHだ。検索結果数からいうとデパHと略すのが多いけれども口に出す際には「デパチ」「デパ」が多い気がするので書き言葉では「デパH」、口語では「デパチ」と略したらよいだろう。どうでもいいか。つまりはこれを見て5年前はもうデパチに行き始めていたということと、facebookを5年以上も使ってるのかという驚きがあった。
奇しくもちょうど昨日久しぶりにデパHに行ったのでブログにでも書こうかしらん、と思うと幾分の葛藤は伴う。というのはたとえば君があるコミュニティに属している際に、そのコミュニティが外に露出するのを嫌うかもしれない。新しく人が来ることによりそのコミュニティの性格が変わっていく可能性もあるだろう。さらにはデパチは閉じられた深夜の夜会のようなものだ。それでもなお書きたいと思うのはデパHが楽しいからであり、行ったことが無い人は一度行ってみるのが良いと思うからだ。
デパートメントHとは何かというところから始めないといけないだろう。あるいは変態の総合デパートとも呼ばれ、フェティッシュなイベントとも呼ばれ、あれでしょ?SMのやつでしょ?と言われ、たしかフライヤーには「交流サロンです」的なことが書いていた気がする。知人に「デパHってどういうイベント?」って聞かれたら「全国の変態が集まるイベント」と答えている。つまりは超絶端的に言うと「いろんな人が集まる場所」だ。
ライブであったりドラァグクイーンのショーであったりキャットファイトであったりフェティッシュなグッズが置いてある物販があったりシーシャブースがあったりいろんなものがあるけれどもつまりは人が集う場所だ。
調べて見ると行ってきた的な記事がいくつか出てくるけれども、やはり人に焦点が当たりがちだろう。
文章でその魅力を伝えるスキルが無いので例に漏れず写真でしか語れないのが残念だけれども、まぁこういうかんじなので行ったことが無い人は一度行ってみたらどうだろう。
行き際に見える鶯谷ラブホ街の風景。鶯谷駅を降りて線路をまたぐ歩道橋を降りていく。開始時間ぐらいにはキネマ倶楽部側の歩道橋には列がなされる。
ドラァグクイーンのショー。
キャットファイトという名の茶番。茶番具合が絶妙でおもしろい。
情念のライブ。他にも何かしらしてたけど、そういえば今回は知人と話してたりしててショー全然見てなかった。
告知コーナーのお手伝いでステージに上がったところ。なかなかの壮観。
メイクしてもらった(左)。Tシャツとジーパンでなんか申し訳ない。
人、人、人、人、人、人、人、人、人
帰りの風景。朝方の鶯谷駅の外観。
ってかんじで全然うまくまとめることもできなくて大変恐縮しかないのだけれども、行ってみると楽しいから一回行ってみるといいよ。
一回行ったら、また行くかってなるかもういいやのどっちかに二分されると思う。