かっこいいかかっこ悪いか
本件、最初から流れを見ててちらっとtwitterで流したりしてたんだけど、ヨッピーさんのエントリが出たので考えをまとめておこう。
ネイティブ広告ガイドラインについて
内容は「こういうものですよ」っていう話なので「ふむふむ、そういう風に定義するんですね」ってことでOK。内容は特に難しいものでもないので業界関係者は一読しておくほうがよいかと。「厳密にはネイティブ広告とはいえない」辺りはややもやっとするけど。
あとディスクロージャーについては改めてってかんじなんだけど、メディアや発注元やweb界隈は一通り読んでおく必要はあるでしょうね。
読みにくいか読みやすいかでいうと読みにくい。デザインの話。終わり。
まぁでも「ふっふっふっ、これからはネイティブ広告ですよ」って言って適当なやつをクライアントに売り込む人が出てきたらいやだなぁ。
枠を定義する側と最前線のライターについて
ヨッピーさんが言ってる"高校生Youtuberで人気がある人が居るように、いわゆる素人がメディア界隈にガシガシ参入してくる時代になってるんだから"は全然軽視できるところじゃない(ここはfbでバーグ加藤くんも指摘してたところ)。はっきり言って今のwebはメディア並に個の力が必要で(welqみたいなアレはアレだけど)。 その個人がいるからメディアに人が流れるっていうのも存分にあるし、さらにはSNSに流れると「どこのメディアか」っていう文脈はなくなる場合もあるかもね。(その場合はネイティブ広告の"枠"の概念からはズレるけど。)
その個人の先にはいわゆる普段広告業界がどうにかエンゲージしてもらいたい「人」がいるんだから。
ネイティブ広告の枠とその先のコンテンツをセットで考えるなら定義側がコンテンツ部分で結果出してるプレイヤーに対してマウンティングで優位に立とうとするのあんま得策じゃない気がするけどね。
— くれ えいぞう (@Eizo0000) November 9, 2016
ってことで所感
本件、端的にいうと「かっこいいか、かっこわるいか」。
twitterやfbに流しているコメントの本意がどうかはわからない、本人じゃないから。ただまぁ外から見てどう映ったかというと、言葉の定義や知識でマウンティングしてそんなことも知らないでっていうスタンスで優位に立とうとしているかんじで。それこそ広告以外の人にどう映るかだと思うけど。「炎上して話題になってるしOK」ってのもまた違う。炎上していいことなんか一つもないから。エンゲージメントの質の話。
facebookでやりとりしながらtwitterにその件に関して投稿したり、facebookのコメント欄でおじさんたちが何人も集まって若い子を「何もしらない」とか「バカ」とか言い合ってるのかっこいいものじゃない。いじめの構図といっしょだからね。
本意はそこじゃない、がんばってもらおうと思って、とかは通用しないんよね。どう映るかだから。おれにはそう映ったってだけで万人がそうじゃないかもだけど。
どう映るかは該当エントリーのブコメを見たり、URLをtwtter検索したら一目瞭然でしょう。
本件、かっこいいかかっこ悪いかで判断したい。
結論
もっとかっこよく行こうぜ
「ネット上ではアレだけどいざ会ったらいい人でした」みたいなオチは世界で4番目ぐらいに嫌いですね。
— くれ えいぞう (@Eizo0000) November 10, 2016