9回裏最後のバッターの最後の一球を、客席に向かって投げてそのままマウンドからピッチャーが消えてくようなブログ

平日は1000〜2000文字ぐらい、土日は4000文字ぐらい書きますがどちらも端的に言うと20文字くらいに収まるブログです。

東京で最後に行き着く街はどこかしらん

東京に出てきてたぶん8年ぐらいなんだけど、休みの日に家にこもるのがあまり好きじゃないのでどこか出かけがちになったり、もしくは平日なんかも仕事終わりにどこか一人で飲みに行ったりする。

ではどの街に行くかというと住んでるところや職場の位置が影響すると思うんだけど、たとえば都心じゃなくて立川辺りが職場がありその近辺に住んでいれば出かけるのも飲むのも立川になりそうだ。普段どこに行くかという場所がそれぞれあり、それでいうとおれの場合は新宿だ。昼も夜も新宿にいがちである。

 

 

職場は恵比寿だけど特に恵比寿辺りで飲むってのはあんまり無くて、住んでいるところも新宿にほど近いので、平日は仕事終わりに新宿で飲んだり、休みの日もとりあえず新宿に出て本読んだりPC開いてカタカタしてたりパチンコで大敗を喫したり競馬で大敗を喫したりしている。

東京に出てきて京王沿線の千歳烏山、幡ヶ谷と住んだ後に今、西新宿と住まいを変遷しておりだんだん新宿に近づいているのも新宿に出やすいってところが大きいのかもしれない。行きやすい、帰りやすい位置ならいろいろ捗るというのもあるだろう。

 

ということでたとえばおれの場合は「普段どこで遊んでるの」と聞かれたら新宿と答えるわけで、それはもちろん人によるのであり、渋谷であったり上野であったり秋葉原であったり高円寺であったり六本木であったり西麻布であったり中目黒であったり立川であったり町田であったり八王子であったり。

住んでるところがどこどこだからどこどこに行きがち、たとえば赤羽に住んでいたとしたら池袋や上野なんかに出やすく、そこが普段行く街になるのが多いだろうし、逆にどこどこに良く行くからどこどこに住んでいる、というのもあるだろう。

 

どの街が好き、どの街が嫌い、というのがあり、街の空気みたいなものは確実にあるわけで、その多くはどういうお店があるかとか、どんな人が集まるか、といったことが影響するだろう。

とはいえ東京は街が点在している。好きとか嫌いとか、空気がわかるぐらいその街に行ってないだけかもしれない。どういう人が集まりどんな空気か掴むぐらいに通ってないだけかもしれない。たとえば新宿だって歌舞伎町と三丁目ではまた種類が違うし、同じ歌舞伎町の中でもちんちくりんなズベ公が集うような場所もあったりする一方でどこぞの大企業の会長がごひいきにしているクラブがあるかもしれない、知らんけど。

 

その街のことを良く知らないままではあるけれどもやはり六本木や西麻布、銀座といったような街は肌にあわないかんじがするのであり、それはあるいは羨望であるかもしれない。おれの勝手なイメージでは「普段六本木とか西麻布で遊んでる」という人は上級者である。これは勝手なイメージである。しかし行ってみるとちんちくりんな大学生がウェイウェイしてたりするのであり、おれも大学時代に「普段六本木で遊んでいる」とか言ってみたかったのかもしれない。でもまぁ今、用事があったりして六本木に昼夜問わず行っても駅を降りた瞬間からやっぱ好かんなぁってかんじはするので合わないのだろう。

 

たとえば首都圏に住んでいたなら中学生高校生ぐらいから渋谷とか池袋で遊んだりするのだろうし、大学から東京に出たとなったら大学時代にいろんな場所を開拓してこの街というのがだんだん決まって来そうではある。しかしまぁ年とともにどの街が好きというのは変わっていくこともあるだろう。

 

大学のときは新宿で遊んでたけど今は職場が赤坂で電車一本で出られる代々木上原に住んでるぜ、休みの日はだいたい表参道まで出てるぜ、それが40代になったころには赤坂最高となり、50代になるとやっぱ上野だなとなるかもしれないし、そのまま60代になるとおれには巣鴨が楽しくなり、70代になり逆に渋谷?みたいな考えを発動したりするのかもしれない。なお、これは完全に男性想定であり、結婚して家庭を持ってもどこかよく行く街というのをつくるという前提によるものだ。

 

もちろんどっかのタイミングで地元に帰るとかもあるとは思うんだけど、このままずっと死ぬまで東京にいるなら、最後に行き着く街はどこだろう。まぁでもたぶんこういうことを考えてる時点でまだ東京に出てきて8年ぐらいの初心者かも知れない。「今が最高。この瞬間瞬間を最高に楽しもうぜ。」と棒読みする。ウェイ。