『ダック・コール』 稲見一良:感想
たとえば次に読む本を選ぶ際に何を持って選ぶかというのは人それぞれで、誰もがおもしろいものを読みたいと思うのは当然である。いざ読んでクソみたいな小説を引き当てた際にはその徒労感はハンパないなっつって、以前読んだ作家の文章がおもしろかったのでリピート、つまりはその作家の別の作を選んでみたり、あるいはその小説のあとがき後の解説文を寄稿している作家さんの本を読んでみたり、ジャンルや作風が関連する作家を知りその本を手に取ったり。これは1つの作品からつながるリレーであり、同じ作家だから、同じジャンルだから、と心理ハードルが少なく幅を広げることに適している。
続きを読む家にいるときのギャル男
新年あけましてギャル男になった。
というのはよく行くバーのスタッフのバースデーパーティーがあったからであって、そのスタッフというのが黒ギャルだからである。つまりはギャルを祝うためには自らギャル男になり、また、おれだけではなく他の客も同様にギャルの格好をしていくというノリはよくあることだろう。
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ダイバーシティアゲンストジアディクション
家にじっとしているのが無理問題というのを抱えており、それはたとえば普段、東京、土日なんかであっても、家で録画しておいたやつを見たり映画を見たりというのはえいやぁ!と気合を入れてする臨む必要がある。それは何も家が心地悪いからではなくソファーもありテーブルもありその対面にテレビもありダラダラすることができる環境ではあるはずだけれども、それでもなおじっとしているのが無理というのはつまりは時間の経過にその因がある。
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たとえば100分の1の君のために
2016年も暮れてぼちぼち1年を総括しないといけないなぁって余裕こいてたら11月から12月にかけてやれWELQに端を発する一連のパクリメディア騒動(ああいうのをキュレーションって呼ぶのやめよう)やら、ネイティブアドまわりの炎上があったりPixivの社長がDMMの社長になったりインターネットが大きく動いたなぁっつって。おれがいないところで。じゃあ逆にお前がいるところでインターネットが動いたことあんのかよといわれると、おでこを一叩きしていい音鳴らしつつ、くわぁ、とかテヘッとか言うしかないのだけれども。
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