9回裏最後のバッターの最後の一球を、客席に向かって投げてそのままマウンドからピッチャーが消えてくようなブログ

平日は1000〜2000文字ぐらい、土日は4000文字ぐらい書きますがどちらも端的に言うと20文字くらいに収まるブログです。

お昼は新宿の満来でラーメンを食べた。

お昼は新宿の満来でラーメンを食べた。

 

土曜日は昼を越えたあたりまで眠ってはいたいけれどもそうも言ってられないのは朝の連続テレビ小説を見始めたわけで、あさが来たがめちゃクソおもしろい。毎朝7時半ごろには起床し、シャワーののちにあさが来たを見ることが日課となっている。というのはたまたま放送開始の時節に気が向いたというか、まぁ見てみようと思って見始めるとあさが来た、めちゃクソおもしろいわけでこりゃ毎日見んといかんな、と。しかしこの朝の連続テレビ小説というのがやっかいなもので、たとえばめざましテレビは月〜金の帯で放送されており土曜日はめざまし土曜日とめざましとは謳ってはいるものの別物、同じスタジオからではあるが出演も時間も異なり別番組、たとえばとくダネ!にしろ月〜金の帯で放送されており、土曜日はおやすみ、虹色ジーンをしているのであり、ジーンちゃんがいろんな国を旅する様をふんふん言いながら見れたり、嫁とか姑とかがきれいになったりする番組。飲食店舗のような顧客商売を除くと一般的な企業は月曜日から金曜日までを勤務日と定め、土日は休日にあてられて週休二日制、学校でも同じく授業は月〜金で行われており土日は休みとなる。前述の帯番組はなるほど理にかなっており月〜金を帯とし、土日はおやすみとなり合点がいくのではあるが、ここでやっかいなのが朝の連続テレビ小説である。何がやっかいかというと毎日放送されストーリーが進行していくものの、例にならって月〜金の帯ではなく、この朝の連続テレビ小説は土曜日まで帯としているのである。土曜日まで放送しているということは土曜日も同じく8時前には起床する必要があるという至極単純な論理が伴う。おれも例にならって月曜日から金曜日まで働き土日は休みというサッラリーマンである。金曜日はやれ明日は休みだとハメもはずして飲み明かしたいこともあるだろうしそのまま惰眠を貪り昼まで、いや、目が醒めるまで眠っていたいという怠惰、楽ちん、そういう享楽を得たいのである。しかし土曜日の朝8時は確実にやってくるのである。前の日に深酒をしようがダンスを踊ろうが情交を交わそうが土曜日の朝8時はやってくるのであり、あさが来たを見るためには起きておく必要があるのである。NHKというのはありがたいことで、なんの救済措置か、その日のうちに再放送をしてくれるという太っ腹ぶりではあるけれどもやはりミーハーであるおれ、イノイチに見たいという欲望には抗えず朝8時を見たく、土曜日とはいえ、昨晩遊んだとはいえ、朝8時前には起床し、テレビのリモコンをポチッと押すのである。でめちゃクソおもしろい朝が来たを見終えたところでごはん何すっかなぁとか考えるわけで、まぁ端的に言うとお昼は新宿の満来でラーメンを食べた。

 

今読んでる本を会社に忘れたことに気づいたのは昨晩、帰宅した後であり、うわぁめんどっちいなぁとか思ったわけだけれども、絶賛読んでいる途中の本を中途半端に残し土日を越すことには耐えられず、会社まで取りにいこかなと考えたのはあさが来たを見終えた後で、恵比寿まで行くのめんどっちいなぁ、と。しかしここではもうひとつの選択肢があるわけで、それが何かというと、もう一冊買えばいいじゃないかということである。会社まで行くと3,40分はかかるわけで、往復となると1時間はゆうに越えてしまう。しかしちらっと新宿までチャリを走らせブックオフで同じ本を300円そこらで買えば済む話であり、1時間ちゅらちゅらとチャリをこぐか300円出すかどっちか選べと言われればこれは簡単でブックオフに行けばいい話である。もちろんブックオフにはお目当ての本があるかどうかネックになるわけだけれどもそこはなかったらないで別の本買おうと諦めればよいのである。ってことでブックオフにチャリを走らせお目当ての本とついでにその続編も購買。なんか土曜日の朝は本を買えば金券をいただけるようで、150円分の金券も受け取る。ラッキー。となると、じゃあせっかくなんで途中のやつを読みきりたいとなるのは必然であり、なぜかというと続編まで買ってしまっているわけで、積ん読にしてはいけない、あるものを次々と消化したく思うのが人の性である。喫茶店に入りアイスコーヒーを飲みながらその本を読破したころにはちょうどお昼時であり、さてごはんでも食べようかしらんと思って喫茶店を出る。さてどこいこかなと思ってチャリを走らせたところで見えたのがラーメンを食べさせてくれる満来であり、まぁ端的に言うとお昼は新宿の満来でラーメンを食べた。

 

満来というと結構店の外には行列ができていたりする印象があったのだが、今日は時間の妙もあったのか、外には行列はなく、お、と思ったおれはひょひょいと入店し、券売機でラーメン950円を購買。しかし気をつけなくてはいけないのはこのお店、列のシステムが店内にもあるのであり、カウンターの後ろ側、壁に沿って座席が用意されており、順に順に座って待っているのである。おれが入ったときにはその座席が全て埋まる一歩手前であった。一歩手前というのは何かというと、詰めればもうひとり座れるけれども、間々にゆとりがあり、こと一番手前に一人で座っていたお兄さんが両サイドに半人分ずつのゆとりを持たせて座っていたのである。電車の中なんかでもたまに見受けられる、二人分のスペースのちょうど中央に一人が座っているパターンでありこれはよろしくないな、と。配慮、気遣い、心遣いとはすなわち他者に心を配るということで、どのコミュニティにおいても、大小問わず、見ず知らずの人に対しても他者の身になり、こうすればよりよくなるのではないかという行いである。つまりは心である。ハピネスである。君のハピネスが僕のハピネス、みんなハッピーでブイブイである。しかしこの二人分のスペースに一人で占有するというのはよろしくない、配慮が足りない。しかしだからといってここでおれが「ワレ何二人分のスペースにあぐらかいとんどコラ」なんか言った日には物騒な昨今、どういう出で立ちをしているかは関係なく、懐に忍ばせた護身用のバタフライナイフでサクッといかれるリスクはあり、座席のスペースを争って刺殺さるる、なんてことになると成仏もできない。人との距離感というのはほとほと難しい。ということで「お兄さん詰めていただいてよろしくて?」と声をかけたところ、お兄さんはその瞬間に自分が二人分のスペースを占有していことに気がついたご様子。そそくさと席を詰め、おれが座るスペースができたわけである。もちろん座席は満席となり、おれの後ろは突っ立っていた。満来のラーメンを食べるために。おれは前に並ぶ人たちがカウンターに入るたびにうんしょ、うんしょと席を移動していき自分の番を待ったのである。まぁ端的に言うとお昼は新宿の満来でラーメンを食べた。

 

しかしラーメンというのは何円ぐらいが妥当なものかは意見が分かれるところである。たとえばこの満来では一番ベーシックなラーメンが950円である。おれの感覚ではこれは高いほうに入るわけで、チャーシュー麺とかになると1500円とかになるわけで。ラーメンはベーシックなもので800円ぐらいまでにおさまっていてほしい。一方で料金は質と叫ぶ者もいる。質のよいものは高くなる。それは当然である。しかし我々はラーメンにどこまでの質を求めるのか。つまりはおれはラーメンには800円のクオリティを求めているのである。世田谷あたりにたくさんあるせい家という家系ラーメン店がある。そこはラーメンを500円で提供しており、ライトな家系のスープはうまく、750円とかでもいいんじゃないの?とか思っちゃうわけで、つまりは500円で500円のクオリティを凌駕しているため、コスパが良いという判断になるのである。もちろんラーメンの値段には味のほか、立地などの要素もある。店賃が高ければ当然それはラーメンの価格にも反映されるわけで、そうしないと店が赤字になっちゃからね。そして満来は950円である。おれがそこまでは求めていない950円のクオリティが提供されるのである。まぁ端的に言うとお昼は新宿の満来で950円のラーメンを食べた。

 

今日の夜予定しているのはハロウィンイベントへの参戦である。新宿で朝までのハロウィンイベントに行く予定であり、このイベントには今回初めて行ける運びとなったのである。というのはこのイベントは毎年10月の中頃に開催されており、おれもちょうどその頃の土日に大阪の実家に変える必要があり、ここ数年ずっとその日程がかぶっていたのである。今年はたまたま1週ずれたこともあり、無事参戦できることになったのである。もちろんハロウィンイベントなので顔にメイクを施し気合を入れて臨みたい。というのは、かようなイベントではメイクなどをするとチヤホヤされる傾向にあり、写真撮ってなどと言われることもある。芸能人やデルモでもない我々、女性から一緒に写真撮ろうよなどと言われる機会はそうそう無いのであり、そうそう無いというのはつまりはごくたまに、ごくたまにはあるということで、そのごくたまにというのが今日のようなイベントなのである。こういうチャンスは逃してはならないのであり、積極的に飛び込んでいきたい。明日の朝、寝過ごしてプリキュアを見逃そうとも。チャンスである。ワンチャンである。この夜はチャンスである。メイクをした様をトゥイッターやフェイスブックにアップしていいね!をもらうチャンスであり、女の子に声をかけられるチャンスである。エネルギーを蓄えないといけない。この夜を飲み込むためのエネルギーを蓄えないといけない。エネルギーとは食事である。この夜を駆け抜けるための食事である。端的に言うとお昼は新宿の満来でラーメンを食べた。この夜のために。この夜を楽しく過ごせるよう、お昼は新宿の満来でラーメンを食べた。

 

端的に言うと、お昼は新宿の満来でラーメンを食べた。