北のいいとこ牛っとバーガー
マクドナルドが名前募集バーガーって題して新しいハンバーガーを募集してたじゃないですか。
500万通の応募があったとかなんとかで「北のいいとこ牛っとバーガー」って名前になったですけど、なんか「北のいいとこ牛っとバーガーひとつください!」「北のいいとこ牛っとバーガーセットをコーラで!」って長いし言いにくいじゃないですか。
もしくは外国からの旅行者さんが日本に来て「和食ガ合ワナイ…」って途方に暮れたら全世界でチェーン展開しているマクドナルドに駆け込んで「um...変ワラナイ味…」とか言うと思うんですけど、いざメニュー見て「Ah... Can I have this... you know... this... like... キタノイトコギュウットゥBERGER」とか言いにくいじゃないですか。そんな様を見たらなんかもう悲しくなっちゃって、こうギュッと抱きしめてあげたくなるじゃないですか。そういうのあんまよろしくないなとは思うわけで。
まぁでもこれは仕方ないところもあって、いざ名前募集キャンペーンが始まったときにおれもサイトにアクセスしていくつか応募したわけなんですよ。 そしたらもうバーガーの名前しか入力するフォームが無いんですよ。もう名前だけ。キャプチャとっときゃよかった。
それはまぁ応募しやすくするためには最高であって、当然twitterのアカウントで応募、すなわちtwitterに新しい名前を投稿しようぜみたいな流れをつくってあげることで大喜利が始まるのは必然。で、まぁそれを見て盛り上がるかんじになるのはいいんですよ。その結果500万通も応募来て関係者大喜び!SNSで盛り上がってよかったみたいなアレかと思うんですが。
まぁでもこの名前しか無い入力欄が「北のいいとこ牛っとバーガー」になるための必然なんですよ。
何かというとこういう名前決める時って説明が必要なんですよね。「こうこうこう考えてこういう名前にしました!」みたいな。でも説明欄が無いわけなんですよ。そしたらもう名前で説明するか、名前だけ投げて意味を考えたり掴んでもらうかのどっちかしかなくなっちゃいますね。 で、500万通の応募ですよ。意味を考えたり掴んでもらえるわけがないですよね。もう商品名で説明するしかない。
「北海道産ほくほくポテトとチェダーチーズに焦がし醤油風味の特性オニオンソースが効いたジューシービーフバーガー」っていう仮の名前があったんですけど、これがまぁ今回の商品のポイントであって、商品のフル説明なんですけど、これをこうしてこうしましたみたいな説明する機会が無いので仮の名前を短くするしかないな、と。で、それを最短でギュッと短くしたのが「北のいいとこ牛っとバーガー」になっちゃうわけで。説明する部分があったらもうちょい違う結果にもなったかもね。
では私が何を送ったかというと、まずオーダーしやすいやつがいいなと思って1ワードがいいかなと思ったんですよ。もう◯◯バーガーもやめちゃう。◯◯だけ。無駄を省いて5文字ぐらいまで。それがどういうやつかというと、
詳細はwiki読んでもらいたいんですけど架空の神話。もう何がいいって名前とかビジュアルが完全に中二病心をくすぐるかんじでかっちょいいんですよね。登場する生物の名前が「深きものども」「緑の深淵の落とし子」とかなんですよ。かっちょよすぎていいじゃないですか。
このバーガーも神話レベルになってほしいなと思って。
あれ、ダメですか。 じゃあこれどうすかね。
これは数学で微小な数を表す文字なんですけどこれもなんかかっこいいじゃないですか。語感がかっこいい。「イプシロンください」とか言いたい。パンシロンでもいいな。微小な要素が折り重なって至高の味をもたらすこのバーガーがですね、みたいな。
全然ダメ??じゃあこれはどうすかね。
ウェルテル
これはまぁわかるように「若きウェルテルの悩み」って本からなんですがウェルテルは悩んだんですよ。マクドナルドもなんか悩んでるじゃないですか。じゃあもうウェルテルですよ、ウェルテル。響きがいいじゃないですか。
これもダメ?もういいや。
なんかかっちょいいのがいいなぁとか思ったんですけど、「北のいいとこ牛っとバーガー」でgoogle翻訳にかけたら
バーガーイノベーションとか言っててなんか超絶かっこいいのでもうこれでいいと思いました。
北のいいとこよりおれを牛っとしてくれよ。
— くれ えいぞう (@Eizo0000) February 25, 2016