9回裏最後のバッターの最後の一球を、客席に向かって投げてそのままマウンドからピッチャーが消えてくようなブログ

平日は1000〜2000文字ぐらい、土日は4000文字ぐらい書きますがどちらも端的に言うと20文字くらいに収まるブログです。

続・二度と富士山に登るかクソが!

夏は暑いなっつって。

 

暑い、日に焼ける、最高の夏にしようぜ勢がfacebookリア充っぷりを投げつける、冬眠していたヤンキーが出てきてうるさいっつって夏が好きか嫌いかでいうと嫌いであって、テレビをつけたら山下達郎流れるような冬の方が好きなのはやむなしである。

 

それにしても暑いなっつってここらで一発、避暑でもしたらんとあかんなっつって、

 

 

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富士山に登ってきた。

 

 

富士山というと昨年初めて登ったのであって、

 

20to4000.hatenablog.com

 

もう二度と登ることはあるまい、いや、もう経験としては存分なので登る必要も無いだろう、むしろ富士登山は地獄であってもうあんな体力を消耗することは金輪際よしておこう、富士山に登る時間があればその他に例えば書物を読みふける方が学びとなり機会損失と捉えることもできるのであって、時間は限られたものであって他に時間をあてようと考えていたけれどもまた登ってしまった。なぜか。

 

いつだったか、LINEでグループの招待を受けた。

 

 

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ふむ、お祝いパーティー。何のお祝いだろう。ともあれ祝い事はめでたいことなので大歓迎だ。誰かしらに何かしらおめでたい事があれば全力でお祝いするべきであって祝おうではないか、と。ということでグループに参加ボタンをタップしたらば

 

 

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あ、私事なんですが転職することになりまして。どうやら他にもいろいろ転職だとか誕生日だとか結婚だとか、めでたいことが続くのでまとめてお祝いパーティーをしよう、ってことで。

 

なるほど祝いつつもこちらも祝われるほうか、こりゃ全力でいくしかなかろう、と思ったらば続いたメッセージが、

 

 

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ん?

 

 

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頭がおかしいお誘いにハメられるかんじになるのだけれども、首謀者はNumeri多目的トイレといった頭のおかしいサイトの管理人である頭のおかしいpatoさんであって、昨年見た地獄から、富士山には二度と行くかと言いつつその禁を破るのは並大抵のことではない。とはいえ自らが祝われる一面もあるとするならばここは乗るしかないのであって、

 

 

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先述の頂上である。

 

 

頂上に至る過程は昨年と同じく地獄であって、昨年はマイカー規制が終わったタイミングだったので五合目まで車で行ったけれども、どうやら車では入れないということでバスタ新宿からバスに乗り込み五合目に。

 

数日前まで雨予報だった天気はなぜか晴れ、雨が降ったら一瞬でリタイアするつもりだったけれども晴れてしまい登るしかなくなる状態に陥った。

 

 

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前日、前々日、翌日、翌々日すべて雨予報で、その合間を縫ったように晴れとなる奇跡。俺たちは持ってる。

 

昨年よりも早い時間にスタートしたので頂上でご来光が見れるペースで進むけれども、この時期は頂上に向けて道が狭くなる辺りで渋滞になるわけであって、

 

 

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光がぶれているけれども、全てヘッドライトをつけた人であって、二三歩動いては止まり、二三歩動いては止まる、という大月〜八王子JCT辺りの渋滞のようであった。

なんとかご来光に間に合うか微妙だったけれども、少し前に無事頭頂したのであって、頂上は人で溢れかえる。

 

 

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登山着は目立つ色が多いのでカラフルな人混み。

 

そんでご来光。

 

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で、頂上に全員集まって乾杯して、いやーご来光も見れたしよかったよかったっつって終わり、めでたしめでたし。

 

ってなるわけが無いのであって、下山が待ってるのである。

 

 

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雲なのか濃霧なのか靄なのか。よくわからんけど雨冠が付きそうなのは間違いない。

 

前が見えない中ずんずん降りていくしかないわけであって、達郎は雨は夜更け過ぎに雪へと変わってサイレンナイトと歌ったけれども霧は8合目辺りから雨に変わってブラディーヘルだ。雨具を着ても徐々に染み入る。さらには下っていく運動により汗もかくのであって内からも外からも中に着ているものが水分に侵食されていく地獄であって体も冷えていく中、息も絶え絶えに5合目に到着、無事なのか無事じゃないのか下山に成功。昨年は山を舐めてかかってジーパンだったけれども今年は前回の経験からちゃんと備えていてよかった。PDCA。6合目でこれから登る人と合流するんだけれども、中国人観光客っぽい人がホットパンツで傘をさしていてまるで地獄だった。

 

地獄は加速する。

予定よりも早く頂上でお祝いできたので下山も早いペースとなり、12時だかその辺りに下山したのであって、昨年、17時ごろに下山してレンタカーの返却が間に合わないという自体を慎重に見て17時の帰りのバスを取ったらば5時間の待機時間ができてしまいこれもまた地獄。予約していた新宿行きをキャンセルしてシャトルバスで富士山駅まで行く選択肢もあったけれども、どしゃぶりの中長蛇の列になっているのを見ると気が滅入ってしまうのであって5時間待機を選択。体力が消耗した状態では回復を優先すべきであって椅子に座っても早々に回復するはずもなく、低い体力の状態で待機を余儀なくされた。

 

さらに地獄は加速する。

5時間待機の後に無事新宿バスタ行きのバスに乗り込んだらば、時期は奇しくもお盆シーズンであって、大月から八王子まで3,40km渋滞とかなんとか言っていて。今まで決まった夏休みがある会社で働いたことがないから、テレビで流れる帰省ラッシュがやれどこそこで何キロだとかの当事者になったことが無いんだけどここでハメられた。

 

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動かない。

 

盆と正月が来るたび毎回渋滞がやれ何キロだとか予想は何キロだとかテレビで言ってる気がするんだけど毎回繰り返してて進歩が無いのは人なのかあるいはシステムなのか。2時間そこらでつくはずのところが4時間以上かかって新宿に到着したわけであって身も心もボロボロである。地獄。

 

家に帰って一眠りして今、歌舞伎町のテルマー湯で筋肉痛に叫び声を上げる体を癒したのであって、つまりはテルマー湯は最高である。

 

いうかんじで地獄が続いた二度目の地獄の富士山であって、必ず今夜なら言えそうな気がした。二度と富士山に登るかクソが!!