9回裏最後のバッターの最後の一球を、客席に向かって投げてそのままマウンドからピッチャーが消えてくようなブログ

平日は1000〜2000文字ぐらい、土日は4000文字ぐらい書きますがどちらも端的に言うと20文字くらいに収まるブログです。

キャッシュカードを捨てよ、町へ出よう。

「やらかす」というと何をやらかしたかというとパチンコやスロットで大敗を喫することを意味するものであり、つまりはやらかしたのであって。

 

 

ここでパチンコやスロットでやらかすメカニズムを解説すると、どちらもつまるところ確率の話であって、パチンコでいうと端的にいうとスタートチャッカーに玉が入るたびに毎回1/199とか1/319を引けばいい話であって、たとえばスタートチャッカーに玉がひとつ入るたびにくじ引きをする。その中には1から300までの数字が入っているのであって、ここで君が好きな数字をひとつ、なんでもいいや、たとえば1が好きだとしたら、くじ引きを引いて1が出れば大当り、他ならハズレでくじをまた戻す、みたいなシンプルな考えでよいのであって。

 

じゃスタートチャッカーに入れるためには玉を打つ必用があって、玉を借りてハンドルを捻って場所を定めてスチャッスチャッと玉を放つのであって、そうすると1000円あたり10回とか15回とかくじを引くチャンスが来るわけで、このくじが前述のものである。1が出れば大当りである。そして、台によっては1000円あたりくじを10回引けるものもあれば15回引けるものもあれば。つまりは15回引けるほうが良い台、っつうことである。確率変動とかゲームシステムがいろいろあるんだけど、最初、つまり通常時はその確率はずっと同じなので一回目で1を引くこともあれば二回連続1を引くこともあれば、1000回連続外れることもある。

 

一方スロットも同様。たとえばそのくじの確率ってのを店側がたとえば1/170から1/130まで段階的に設定を変えることができるのであって、もちろん1/130が良台である。で、だいたい1/170である。Aタイプってのは特にシンプルに前述のくじなんだけど、他にもいろんなタイプのゲーム性があって、このゲーム数からこのゲーム数は確率が変わるとか、このゲーム数からこのゲーム数まではたとえば1/50の引いてそこから1/2を引けばよいとか、先ほどのくじの例でいうと、1から50までの数字が書かれた紙が赤と白のそれぞれあって、1を引いた上でそれが赤だったら大当り、とかそういうイメージである。

 

つまりは通常1/300のところが1/100になるのであって、そういう意味ではスロットというのはこと攻略可能なわけであって、「このゲーム数からこのゲーム数」を狙ったり、あるいは救済措置なんかもあるわけで。とはいえ1/100となって当たる確率が増えたところで当たる保証はなく、そこをスルーすると投資がかさんで結果的にやらかしてしまう。

 

やらかす理由というのは「追う」ことにある。前述の通常のくじであればどこでやめても同じなんだけれども、たとえばゲーム性に則ると、もうちょい入れれば当たる可能性が増えるというのは実際にあるのであって、たとえば財布のお金がすってんてんになったところであともうちょい回せばその当たる可能性が増えるゾーンに入るというのは、スロットに限っては実際にあるのであって、そうなるとATMに駆け込む、結果当たらずにやらかす、という流れである。

 

ということでシンプルにこれを回避するためにキャッシュカードを持ち歩かないという強硬策を実施する。

 

クレジットカード、apple pay、iD、Suicaなど、普段、クレジットや電子マネーでの決済がそのほとんどとなっており、ではいつキャッシュを使うかというと、クレジット決済に対応していない店舗でのごはんやベローチェのカフェオレ、銭湯なんかに限られているわけであって、これに追加してパチンコ・スロットが入ってくる。そして追うことによってATMに行くというサイクルができてしまうものである。キャッシュさえなければ後者は回避できる。お金を補充できないのだから。

 

浪費の理由は財布にお金が入っているからというシンプルな理由であり、お金があるからお金を使うという至極単純なものである。クレジットカードや電子マネーをメインとして使うことによって、お財布の中のキャッシュがなくなってくると補充するというサイクルから脱却されるのであり、実際出費が減っていたところで、いざキャッシュを使う場面としてのパチンコやスロットが出て来るのであり、つまりは根源を絶つ。キャッシュを持ち歩かない。キャッシュを補充する機会を断絶する。いざキャッシュが必用なシーンになっても2万ぐらい財布に入っていれば大丈夫だろう。キャッシュカードを捨てよ、町へ出よう。

 

 

書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)

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