9回裏最後のバッターの最後の一球を、客席に向かって投げてそのままマウンドからピッチャーが消えてくようなブログ

平日は1000〜2000文字ぐらい、土日は4000文字ぐらい書きますがどちらも端的に言うと20文字くらいに収まるブログです。

始発に乗って麻雀をしよう!

たとえばこれを見ている君が大学生なら、今日の昼間や夕方あたり、授業にも出ずに食堂なんかで雀卓を広げて麻雀をしていたのだろう。大学というのはとても退屈なところだ。麻雀をするぐらいしかないのではないだろうか。もしくは居酒屋のバイトと出席必須な授業の往復にしかなりえないだろう。

 

 

そういうと模範的な君は襟を正して「今日は部活してたよ」とか「いや、サークル行ってたよ」とか言うのかもしれない。いいね!である。充実してていいね!である。facebookにその投稿があれば100万1回いいねボタンを押して最終的にいいね!がついた状態にしたい。

 

おれが大学に行ってたのももう10年以上も前だけどおれはそんな充実した大学生活を過ごしたかった。どこかサークルに入ってさ。合宿とか行ってさ。もしかしたらその時に付き合っていた同じサークルの彼女と社会人になって、いざ社会に出て一時期はちょっと別れていた期間もあったけど結局元の鞘に収まって結婚していたのかもしれない。結婚式で上司がなんか挨拶したりさ、彼女が感謝の手紙を読んでなぜかおれが泣いてアハハってなるくだりとかさ。二次会でもサークルの面々がお祝いムービーとかウェルカムボードとか作ってキャッキャキャッキャなってさ。でかいケーキなんかが出てきてケーキ入刀、超絶でかいファーストバイトで鼻に生クリームがついてアハハとなる一連の流れにもなっていたかもしれないし、さもすれば今ごろ子どもができていて日曜日にはどこか出かけてその様をfacebookにアップしてさ。

 

しかしそうはならなかった。ならなかったのである。なぜか。サークルに入っていなかったからである。そんなことよりバイトをしてお小遣いがほしかったからである。お小遣いを稼いで堀江とか行って服を買いたかったからである。さもすれば出席をしないといけない授業の合間、食堂なんかに卓を広げて麻雀をするしかないのだ。サークルでウェイウェイしていた彼らを尻目に、俺たちは麻雀をするしかなかったのだ。なんならバイトの面々ともバイト後に雀荘に行って麻雀をしていた。これはあるいは青春である。屈折した青い春である。

 

時は流れて10年、東京に住むようになった。麻雀をすることもなくなって。いや、麻雀をする人と知り合う機会があまりなくて、いつしか麻雀からも遠ざかった。いつからかおれたちは大人になったのかもしれない。

 

と、思いきやである。思いきやなのだ。ここ最近で知り合った友人たちと麻雀をするようになった。麻雀ができる人が集ったのである。やはり彼らもろくな大学生活を過ごしていないのは間違いないのだ。授業にも出ずに食堂なんかで雀卓を広げて麻雀をしていたのだ。サークルでウェイウェイしていた彼らを尻目に麻雀をするしかなかったのだ。

 

なぜ時の流れというのはこうも悲しいのだろうか。かつて大学生だったころ、20代だったころ、夜から麻雀をはじめて朝まで、というのが全然大丈夫だった。しかし僕達は大人になったのだ。大人になるというのは悲しいことに若いときほど体力がなくなるのだ。特に夜。ねむみ。眠たいのだ。眠たくなると集中力が落ちて本来のパフォーマンスを発揮できないのだ。これは悲しい。とても悲しい。

 

誰かが言った。

朝からしようぜ。

 

アグリーである。「その件はアグリーです」である。完全なる同意である。理にかなっている。理にかなってしかいない。麻雀というのは運要素もあるけれども基本頭脳勝負である。ねむみによってパフォーマンスが発揮できないのはロスだ。完全なるパフォーマンスを競うことで楽しいのだ。ねむみを負けた言い訳にするのはよくない。しかし抗えないのだ。本能には抗えないのだ。

 

じゃあ朝から麻雀をやろうよ。

 

 

始発で。

 

 

始発麻雀の良さ

ここまでが序文です。お疲れさまでした。

 

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ということで朝。この写真から見て取れるように朝の6時15分、高田馬場

なぜこの写真を撮ったかというとこれをヌートンに書かせてもらおうかなと思ったけど色気がゼロなのでやめたから。

 

とはいえ始発麻雀は最高なところがいくつかあるのでやはりオススメである。

 

ではまず始発麻雀をする準備をしよう。

手順としては

1. 参加するメンバーを揃える

2. 雀荘に行く

の2つでOK。参加するメンバーは始発で集まるような頭がおかしい人を揃えよう。

 

始発から麻雀をするのも友人達の間では定例化しており、今回で3回目。全員頭がおかしいのできっちり始発で集まります。集合時間は一番遠い人の始発時間にあわせましょう。

 

あとは麻雀をするだけ。

 

 

良さがあります。頭が冴えてフルパフォーマンス。(後でフリテンだったのに気づく。でもツモアガリなのでセーフ!)

 

 

はい。ってかんじで調子よく進む。まぁあがったりあがれたり、後は楽しく麻雀をすればOKです。トップになったりラスになったり焼き鳥だったり飛んだり。

 

 

というかんじで12時間麻雀。最高である。

始発麻雀の何がいいって、12時間麻雀してもまだ夕方。休みが終わってない。どこか飲みにいってもよし、用事をしてもよし。これがやはり始発麻雀の最大の良さだろう。

 

朝まで麻雀はつらい、という方はぜひ一度頭がおかしい友人を誘って始発から麻雀をしよう。青春を取り戻そう。