地味な仮装限定ハロウィン2016に行ってきた話
もし仮に来年の事を言えば鬼が笑うのだとしたら、先週の事を言えば何が笑うのだろう。それはもしかすると君かもしれない。きっとそうさ、君が笑うかもしれない。しかもこの笑うというのは何もおれが君を笑かすという能動的なものではなく、おれが君に笑われるという受動的なものだろう。笑かすと笑われるの間にある大きな隔たりは深く、それを取り違えるとあるいは勘違いをもたらす。それでもなおおれは先週のことを書きたい。
先週末、地味な仮装限定ハロウィンというイベントに行ってきた。
ヌートンで書いたハロウィン記事でも触れたけど、お化けやゾンビといった顔にガチなメイクを施すようなハロウィンではなく、地味な仮装にしようぜという素敵なイベントだ。
どういったイベントだったかというと、主催であるデイリーポータルZのレポートを見ると早い。これはつまりは説明の放棄だ。こんなクソブログからは早々に離れてリンク先を見るのがよいだろう。
仮装の概念が覆るのではないだろうか。発想がすごい人々が集っている。このレポートを見た君は来年参加したいと思いながらも、もしかすると仮装や発想のハードルが高いと感じるのかもしれない。あらかじめ先に断っておくとそんなことはない。君は君の地味な仮装を君のためにすればいいだろう。会場はめちゃくちゃ暖かいし、コラボで奇跡的な化学反応が起きる。気軽な気持ちで来年参加すると良さみ。間違いない。ただただ見に行ってもゲラゲラ笑えるから最高だ。来年は君もそこにいれば最高さ。楽しみなイベントがあるというのは本当に素敵なことさ。
ということでこの地味な仮装限定ハロウィンに今年も参加した。今年も参加したというのはつまりは去年も参加したということをご理解いただけるだろう。なぜ参加したかというと前述の通りめちゃくちゃ楽しいからだ。
ヌートンの方に貼ったけれども、去年は「家にいるときのホスト」で行った。これももうあるあるなのかどうかもわからない。見たことないけどそうであろう、もしくはそうであってほしい状態を具現化した(つもり)。
そして今回の地味な仮装がこちら。
地味な仮装限定ハロウィン、「暑いのか寒いのかよくわからない人」です。 #地味ハロウィン pic.twitter.com/kk37WakGbD
— くれ えいぞう (@Eizo0000) October 30, 2016
暑いのか寒いのかわからない人。あるあるのつもりでしたけれども、あるあるというのは人それぞれによって違うのでわかっていただけるかどうかがわからなかった。でもそれでもよかった。一人でも笑えばそれでいいかなってかんじで。100万人にウケるよりも君のツボに入るとそれだけで最高さ。
実際ウケるとも思っていなくて、
今考えるとえぞわんが五分おきに「この仮装絶対スベるわ…」っていうのと「イケる気がしてきた」っていうのだいぶメンヘラだったな
— こぴ (@osekihansuke) October 31, 2016
"えぞわん"とは3人ぐらいだけがおれをそう呼ぶあだ名である。かなり情緒不安定になっていたのだろう。
今年は何しようかなって段階でこの「暑いのか寒いのかわからない人」か、実はもう一つ候補があって、スギちゃんの格好をした「4,5年前の人」のどっちにしようか迷っていた。「スギちゃんだよね?」って言われても「ん?スギちゃん??何のこと??4,5年前の人だぜぇ?」とすっとぼける準備もしていたけど、やらなくて正解だったのかもしれない。
好きな地味仮装
全員おもしろかったんだけど好きだったりすごいなぁと思ったのは「熱があるのにバイトに出た人」、「アメリカからきた観光客」、「余興を断れなかった人」、「駅前でアンケートをとる女性」、「アイダホ農家」、「パルム」、「あだち充先生」、「合格発表を見に来た高校生」、「ガリガリくん外れた人」。どれもすごい。そしてやはり「友達の友達」。最高。
あとtwitterでハッシュタグ検索したらなんか出てきたよしもとの芸人さんがややウザみがあったのでこっそり書いておこう。ひとつふたつだけじゃなくてここぞとばかりに連投すんなし。
反省点
反省点でいうと、コラボしにくい仮装だということだろう。二人以上でなんらかの状態になるのが難しすぎたかと思う。「◯◯と暑いのか寒いのかわからない人」で浮かぶのが無い。暑いのか寒いのかわからない人は普段誰と一緒にいるのだろう。そもそも暑いのか寒いのかわからない人は何をしている人なのだろう。
あと他の人の写真もっと撮っときゃよかった。
来年も行こう
ってことで来年は何しようかしらん。とりあえず気楽に地味にしよう。そしてそこにはきっと君もいるはずさ。コラボをしよう、コラボ。