9回裏最後のバッターの最後の一球を、客席に向かって投げてそのままマウンドからピッチャーが消えてくようなブログ

平日は1000〜2000文字ぐらい、土日は4000文字ぐらい書きますがどちらも端的に言うと20文字くらいに収まるブログです。

33歳になった。

本日1月17日は誕生日であり日曜日にもかかわらずfacebooktwitter、LINEとかいろいろな方からおめでとうというお言葉をいただき大変ありがたいなぁうれしいなぁって思うのであって、33歳というと31,2とはまた違って35近辺なかんじであってお兄さんからおっちゃん、おじさま、そういうかんじのダンディーでセクシーな雰囲気を醸し出してしかるべきである。たとえばドレスコードのあるホテル上階のバーなんかに行きつけるかんじになって、夜景を見ながらワインのホストテイスティングなんかをしっかりこなせないといけないなぁとかなんとか思うわけで、おっと、ここでホストテイスティングというものを知らない君のために解説をしておくと、たとえば君がアメリカ西海岸にあこがれており物事をシリコンバレーと比較して語るタイプでむしろアメリカのことを「西海岸」と言っちゃう程度に心酔しているようであればカリフォルニアワインをオーダーするだろう。ワインリストの中からカリフォルニアワインの銘柄を選びオーダーすると、やがてボトルがテーブルに運び込まれる。その際に君はまずラベルを確認してオーダーしたワインに間違いないかを明確にする必要がある。たとえばソムリエがおっちょこちょいでナパ・ヴァレーをオーダーしたのにテーブルに運び込まれたのが黒霧島になっている可能性もあるため、まずしっかりとラベルを指差し確認を行い「よしっ!」と言うことを怠ってはいけない。その後はコルクの確認である。抜いたコルクはソムリエが一度においを嗅ぎ、「ブショネ」と呼ばれるコルクの異臭が発生していないかを確認してくれるため、ソムリエ任せで大丈夫だ。もしもコルクに異常があればソムリエはワインにも異常があると判断し、また別のボトルを持ってきてくれるだろう。この際にはまたラベルの指差し確認で「よしっ!」と言うところから始まるため注意していただきたい。コルクをパスしたなら次はいよいよ目と鼻と口での確認である。ワイングラスにワインが注がれるので、ワイングラスを手で持ち、目で色を確認しよう。純白のテーブルクロスに透かし見て不純物が混じっていないかも確認しよう。そして鼻、ワイングラスを時計の逆回りに2,3回転させ酸素を触れさせ酸化を促したうえで味と香りを変化させ香りを確認する。この際にはグラスを鼻に持ってくるのではなく、鼻をグラスに近づけるほうがグラス内の香りが逃げにくく推奨されている。たとえばグラスが遠い位置や近すぎる位置にあると変な角度にかがんだりすることになるのでテーブルの高さを把握したうえで三角関数を脳内で走らせ最適な場所にグラスを置く準備をしておくとよいだろう。そして最後に舌での確認だ。ワインを口に含み鼻から軽く息を吸えば、味が口全体に広がり後味もうまく確かめられるだろう。これで確認、すなわちホストテイスティングは終わりである。ここまで確認している間、給仕はそばに木偶のように突っ立っているので、問題ないことを伝えるべく「大丈夫っしょ」と言ってあげれば万事OKである。ここまで終えたうえで二人で夜景を見ながらワインを飲むようなかんじになるのが33だなぁってかんじがするのだけれど、そういやおれ、ワインはあまり好んで飲まずビールだけでいいやというかんじなのを思い出したのであり、さらに言うと前述のホストテイスティングは全てググッて調べたものを並べているだけでのにわか知識というか知識にもなっておらず全て初見、ふーんとか言いながら書き並べているだけであって、まぁでも33歳ってのはつまりはそんなかんじではなかろうか。33歳になった。

 

誕生日を前にした一昨日の金曜日は当然のように平日であって当然のように会社に行き仕事をするわけだけれども、このところわりかし仕事が詰まっておりちょうど1案件分が収まらないボリューム感。これしないとやばいなぁというかんじだったけれども、その先その先にしないと行けないタスクに追われて今日やっときたかったなぁというものが一切手をつけられずに月火水木金と時間は流れたまま、ちょうど次の月曜朝イチに持って行かないといけない提案書が完全に浮いてしまっておりノータッチだった。その打ち合わせが朝イチから夕方に移動したときには、神はおれを見放していない、やっとおれにも運がまわってきたってもんよ、と小踊りしたけれども、数時間動いたところで、この土日で仕込んでおかないとまずいことには間違いないのであり、上司に「この土日で用意しておきますわー」と伝えたところ上司がよろしくね〜〜ってかんじだったので「実は日曜日誕生日なんですよ。誕生日に仕事をしろと言うのですか。」と言ったら上司は「何が欲しい?」と言ったので「ボルボです」と答えたら却下された。上司は代案としてボルボトミカを提案してきたけれども今まさに33歳になったおれ、玩具に興味は特に無くトミカを受け取ろうものなら即座に壁に投げつける程度に必要のないものなので「むしろいらないです」と応えた。車と車庫証明ならびに車庫代、そして維持費をください。ボルボの240エステートが希望です。色はなんでもいいや。青でも赤でも黒でも茶色でも。もしも君がおれにボルボ24Oエステートを買ってくれたのなら僕は君のあっしーになろう。むしろボルボじゃなくてもいいや。カローラでも全然良いよ。ただし軽とプリウスはお断りさ。もしもこの世界を牛耳っている世界一の支配者に「おまえは軽に乗るかプリウスに乗るか死ぬか選べ」って言われたならおれは死ぬ方を選ぶね。おれは車が欲しいし特に古いボルボが欲しいわけで全然中古で買えないこともないけれどもそうすると車庫代が毎月の負荷となるならやはり車は持たずにカーシェアリングという選択肢を選ばざるをえず、車を持たないまま33歳になった。ドライブに行こう。カーシェアリングで借りた車で迎えに行くよ。33歳になった、誕生日である今日は友人達と女子プロを見に行った。昨年世間を賑わせた顔面ボコボコ凄惨マッチを行ったスターダムという団体である。会場に入るとこの男性率がすごい2016に輝けるほどの男性率であり、そこいらのアイドルのライブでもここまでの男性率ではなかろうと思われるほどに凄惨、試合中には野太い声でそれぞれ応援する選手の名前を呼ぶのであり黄色い声はゼロであった。いや、黄色い声はリングで闘う女の子たち、およびリング下で見守る選手たちが応援する声が唯一の黄色だった。プロレスブームが起こっている昨今、オカダ棚橋、そして辞めてしまうけれども中邑真輔がひっぱってきた新日や、プロレスの中身がコミカルであったりしつつちゃんとしているDDTがおもに一般向けにがんばっており大日本も躍進、全日とノア、その他インディーはもうちょいがんばれよというかんじであり、ここに必要なのは女性ファンではなかろうかと思われる。プロレス女子と呼ばれる女子が見るのは主に新日、もしくはDDTであり、その肉体や動き、かっこよさに惹きつけられており、この辺りの女子ファンを引っ張ってくるとより女子プロは栄えるかと思われる。かつてクラッシュギャルズに憧れる女子ファンが会場に押し寄せたように、かつてビューティーペアに憧れる女子が会場で完成をあげていたように。スターダムに所属している選手達はがんばっている。凄惨マッチにより世間から白い目で見られ、選手の離脱がありいろいろあった中で5周年を迎えたけれども、これからも10周年、20周年、33周年をめざしてがんばっていただきてく、おれは33歳になった。33歳になってこの1年の豊富、どんな33歳になれたらいいか、それはがんばっている人が報わるような33歳になればいいなと思うのであり、たとえばこれこれしたいとか、こんな人になりたいとか、こんな時間を過ごしたいとか言うところだけれども、特にそういうやつも無いので全然がんばっていないおれは対象外として、なんか自分に思うところがないのであればせめてこの世界、外に向けておれが33であるこの1年は世界がこうなればいいなぁという願いを込められればと思う。

 

33歳になった。